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狩猟用ワナ

いきなり何の話題かと思われたかもしれませんが、注意喚起のために投稿いたします。

以前SOTAのメーリングリストにも投稿いたしましたが、11月の終わりころSOTA JA/OS-004鴻応山へ行った際、登山道から少し離れた斜面の下からバタバタと物音が聞こえたので覗いてみたところ、狩猟用のワナに鹿がかかっていました。

下山後、車を停めさせて頂いた土地の方に話を伺うと、この辺りはシカの害が多いため猟師があちこち罠を仕掛けてあるとの事。
ワナを仕掛けてあった場所のそばに小さな札がかかっており、後日知り合いの猟師に尋ねたところ、この札はワナを仕掛けているという標だとの事。
こんな札だけでは初めて見た素人がわかろうはずもなく、もっと判りやすく「ワナを仕掛けてます」と書いてくれればいいのにと思いますが、決まり事のようです。

札/鴻応山
ワナのそばにかかっていた札、これを見たら登山道をはずれないこと。

また、知り合いの猟師によると、現在はトラバサミは禁止されており、ワイヤーで締め付けるタイプのものが多く、通常はサイズ的に人間の足が入るようなものではないようですが、万が一人間がかかっても大して痛くもなく、両手が使えれば簡単に外すことができるようです。
動物がワナを踏むとパチンとバネがはじけて輪になったワイヤーを引っ張り、足を締め付けるだけなので引っ張らなければ簡単に外せるとのことです。
ただ、仕掛てある場所が急勾配なところでしたので、罠にかかってしまうと、そのまま倒れて、足を痛めて動けなくなりそうです。
私の見たシカも、前足の骨が折れて、皮膚を突き破って骨が露出してました。
ワナにかからなくても、急こう配でいきなり足元でパチンとバネがはじけたら驚いて踏み外して谷底に。なんてこともあるかもしれません。
知り合いの猟師に「廃道にちかい様な道を行く時は道をはずれることも多い。万が一道を外れてしまうと危険ではないか」と言ったところ、「そんなところには入るな。山は危険なところで遊びで入るところではない。猟とはそういうものだ。」との事です。
まあ、一理あるなとは思いましたが、やっぱり遊びに行きたいですよね。

シカ/鴻応山
右前足がワナにかかっています。頭は折れ曲がって体と木の間に挟まってました。
まだ息があり、時折後ろ足をバタつかせ、舌を出して喘いでました。

正式に許可を得て猟をしている場合だけでなく、中にはモグリでワナを仕掛けている輩もいるようなので、札が掛かっていないケースも想定されます。
登山道がしっかりしたところは問題ないと思いますが、登山客の少ない地方の低山の場合、廃道に近い登山道も多く、道を外れてしまう事も多いので、十分注意下さい。
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コメント

No title

初めまして。1月に能勢町の浮峠を自転車で走っていましたら、道路のすぐ脇のワナに鹿がかかって暴れていましたので、びっくりしました。

確かにワナの上に札が付いていましたが、あんな小さなもの、普通に歩いていたら気付かないと思います。廃道に近いところをよく歩くので気を付けなくてはと思う次第です。

さて、VCHアンテナをお使いなんですね。わたしはブルベという自転車のイベントでVCHさんとご一緒したことがきっかけで免許を取りました。

開局はまだしていませんが、北摂エリアで移動運用をしたいと思っていますので、かつおさんのブログを参考にいたします。

No title

やんぼーさんコメントありがとうございます。
拙いブログですがよろしくお願い致します。
これから開局されるとの事、お空でお会いできたらいいですね。

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プロフィール

かつお

Author:かつお
3.11震災を機にアマチュア無線を始めました。
私立文系出身、事務方サラリーマンなので理屈は分からないですが、「とりあえずやってみる」であれこれ実験して遊んでます。

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