移動運用バッテリー O'CELL リン酸鉄リチュームイオン(Li-fePo)
- 2018/06/14
- 21:59
〈2018/6/19 バッテリー処分に関する追加記事あり〉
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以前から狙っていた小型のバッテリーがセールで安くなっていたので買ってみました。
これ

蓄電システム.comで扱っているリン酸鉄リチュームイオンバッテリーの一番小さい12.8V 3.3Ahの物です。
リン酸鉄リチュームイオンバッテリーって何ぞや?とググってみたところ今まで使っているLi-Feと同じような物らしい。
通常のリチュームイオンバッテリーよりも発火しにくく比較的安全との事。
〈仕様〉
BMS(バッテリーマネージメントシステム)搭載
セル 26650 3.2V 3.3A 単セル組電池
過充電保護遮断電圧閾値 15.2V
過放電保護遮断閾値 8.0V

※蓄電システムさんのサイトから
これまではAZバッテリーのリチュームフェライトバッテリーを使っていました。

重量:810g
AZバッテリーは軽いし、FT-817NDだとCW(5W)でひたすらCQを出し続けても6時間ほど使えるので重宝していましたが、KX2には容量がデカすぎます。
という事で今回のO'CELLのバッテリーです。

手のひらに乗るサイズです。

見た目が小さいのでかなり軽いかなとの先入観のまま持つとチョットずっしり感じます。

実際には370gしかありません。

早速、パワーポールを取り付けました。
充電器についていたワニグチクリップは撤去。
バッテリーの出線はかなり細いのでパワーポールを取り付ける際圧着しただけではすっぽ抜けるのでハンダ付け。

充電器は一番安い物を購入しました。
充電中は赤ランプ、充電完了で緑のランプが点きます。
説明書には出力電圧 14.2V~14.8V、出力電流 1300mAと書かれていましたが、電圧系で計ってみたら15.1V出てました。
BMSの過充電保護閾値が15.2Vなのでまあ大丈夫かなとそのまま充電してみました。

フル充電で14.8Vでした。
これならKX2にそのままつなげても全く問題なさそうです。(KX2の使用電圧は9~15V)

百均で売ってる小型のデジカメ用ポーチにピッタリ入りました。
という事で今日は早速、移動運用で実験してみました。
行先は兵庫県篠山市の小金ヶ嶽(SOTA JA/HG-056) 駐車場や山の様子などはこれとかこれとか過去記事をご覧ください。
6時半頃駐車場に到着し、サッサと支度を整えて登山開始。
最初の急登が終わると尾根伝いに岩場が続きます。



平地はいい天気でしたが、山は雲に覆われ岩場は濡れていたのでチョット危険。

山頂に到着

いつもの所にシャックを構築します。

ダイポールを展開。
バッテリーがどの程度持つのかテストするために今回はFT817ND(5W)です。

バッテリーを繋いだ直後の電圧は13.2Vでした。長いケーブルを使ったので電圧降下しているようです。
(2.5Wの表示が出ていますが、運用時は5Wにしました。)

運用開始してすぐに12.7Vまで低下。
えっ すぐになくなるの?と思いましたが、ここからいつまでたっても変わりません。

8時過ぎに運用を開始。13時を回ったところで急に電圧が降下。
11Vを下回って、2.5Wの表示が点滅を始めたかと思ったら、あっという間に10V台になったので運用終了しました。
バッテリー自体は8V程度まで大丈夫のようですが、5W運用がどの程度できるかのテストだったため終了としました。
8時~13時の5時間程の運用で、ずっとCWで交信し続けていたわけではなく、前半はCWでCQを出し、後半はアンテナ交換で空き時間があったり、SSBに出たりしていましたが結構持ちますね。
これならKX2で10W運用しても4時間程は持ちそうです。
ただ、終了時の電圧降下は放電特性グラフの通り急激です。
電圧を監視していないといけませんね。
因みに本日帰宅後、バッテリーを充電してみたところ、5時間ほど経ちますがまだでフル充電になりません。
結構時間かかりますね。チョット心配になって一旦中断。電圧を量ってみたらまだ13.5Vでした。
結局その後30分程でフル充電になりました。
〈本日の運用〉
8時過ぎ7MHzから運用開始。朝から7MHzのコンディションは良かったみたいでプチパイルに。
途切れたところで14MHz、18MHz、21MHzと運用しましたが、14、18とも国内コンディションはいいみたいでしたが、海外との交信は成らず。21MHzはさっぱりでした。
2m用のHB9CVを持ってきていたので2mSSBに出てみましたが、1局のみ。やはり平日の2mは厳しいですね。
ならば2mDXはできないものかとCWに出てみたところツイッターで埼玉局(アンテナの後ろ側)から微かな気配がするとのコメントをいただ来ました。慌ててアンテナの向きを修正しCQをだしましたが、一度だけ呼んでいただいたコールサインは聞き取れたのですが、こちらからの電波がうまく飛んでいないようで交信ならず。残念。
その後再度HFハイバンドに出てみましたが、18MHzの国内はよく開けていましたが、それ以外は静かで、DXもありませんでした。
SOTA運用を始めてからDXがゼロというのは初めてです。
最後に7MHzでSOTA運用をしている局との交信(S2S)ができたところで電圧が急降下したため本日の運用終了としました。
〈運用結果〉
7MHz 23局(S2S:2局)
14MHz 5局
18MHz 11局
144MHz 1局
Equipment
Rig : FT-817ND (5W)
Rnt : HF DP , 2m HB9CV
〈おまけ〉
小金ヶ嶽の登山道は岩だらけですが、所々大きな岩があり、登ると景色がいいのでチョットだけ寄り道しました。




カメラ(iPhone)をセットして登ってリモートで撮影、下りてきてiPhone回収。疲れる(笑)
〈2020/09/01 追記〉
ここで紹介しているバッテリーを最近購入された方から不具合のお話がありました。
FT-817の外部バッテリーとして使用した際、変調がおかしいと言われたとか、CWで送信すると帯域幅がやたら広がっている等。

左が従来からの物、右が最近の物。
バッテリーそのものは昇圧しているわけではありませんから、もしかしたらBMSの仕様変更もしくは不具合なのかもしれません。
後日談、上記不具合はやはり製品不良だったそうで、新品と交換になったそうです。
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以前から狙っていた小型のバッテリーがセールで安くなっていたので買ってみました。
これ

蓄電システム.comで扱っているリン酸鉄リチュームイオンバッテリーの一番小さい12.8V 3.3Ahの物です。
リン酸鉄リチュームイオンバッテリーって何ぞや?とググってみたところ今まで使っているLi-Feと同じような物らしい。
通常のリチュームイオンバッテリーよりも発火しにくく比較的安全との事。
〈仕様〉
BMS(バッテリーマネージメントシステム)搭載
セル 26650 3.2V 3.3A 単セル組電池
過充電保護遮断電圧閾値 15.2V
過放電保護遮断閾値 8.0V

※蓄電システムさんのサイトから
これまではAZバッテリーのリチュームフェライトバッテリーを使っていました。

重量:810g
AZバッテリーは軽いし、FT-817NDだとCW(5W)でひたすらCQを出し続けても6時間ほど使えるので重宝していましたが、KX2には容量がデカすぎます。
という事で今回のO'CELLのバッテリーです。

手のひらに乗るサイズです。

見た目が小さいのでかなり軽いかなとの先入観のまま持つとチョットずっしり感じます。

実際には370gしかありません。

早速、パワーポールを取り付けました。
充電器についていたワニグチクリップは撤去。
バッテリーの出線はかなり細いのでパワーポールを取り付ける際圧着しただけではすっぽ抜けるのでハンダ付け。

充電器は一番安い物を購入しました。
充電中は赤ランプ、充電完了で緑のランプが点きます。
説明書には出力電圧 14.2V~14.8V、出力電流 1300mAと書かれていましたが、電圧系で計ってみたら15.1V出てました。
BMSの過充電保護閾値が15.2Vなのでまあ大丈夫かなとそのまま充電してみました。

フル充電で14.8Vでした。
これならKX2にそのままつなげても全く問題なさそうです。(KX2の使用電圧は9~15V)

百均で売ってる小型のデジカメ用ポーチにピッタリ入りました。
という事で今日は早速、移動運用で実験してみました。
行先は兵庫県篠山市の小金ヶ嶽(SOTA JA/HG-056) 駐車場や山の様子などはこれとかこれとか過去記事をご覧ください。
6時半頃駐車場に到着し、サッサと支度を整えて登山開始。
最初の急登が終わると尾根伝いに岩場が続きます。



平地はいい天気でしたが、山は雲に覆われ岩場は濡れていたのでチョット危険。

山頂に到着

いつもの所にシャックを構築します。

ダイポールを展開。
バッテリーがどの程度持つのかテストするために今回はFT817ND(5W)です。

バッテリーを繋いだ直後の電圧は13.2Vでした。長いケーブルを使ったので電圧降下しているようです。
(2.5Wの表示が出ていますが、運用時は5Wにしました。)

運用開始してすぐに12.7Vまで低下。
えっ すぐになくなるの?と思いましたが、ここからいつまでたっても変わりません。

8時過ぎに運用を開始。13時を回ったところで急に電圧が降下。
11Vを下回って、2.5Wの表示が点滅を始めたかと思ったら、あっという間に10V台になったので運用終了しました。
バッテリー自体は8V程度まで大丈夫のようですが、5W運用がどの程度できるかのテストだったため終了としました。
8時~13時の5時間程の運用で、ずっとCWで交信し続けていたわけではなく、前半はCWでCQを出し、後半はアンテナ交換で空き時間があったり、SSBに出たりしていましたが結構持ちますね。
これならKX2で10W運用しても4時間程は持ちそうです。
ただ、終了時の電圧降下は放電特性グラフの通り急激です。
電圧を監視していないといけませんね。
因みに本日帰宅後、バッテリーを充電してみたところ、5時間ほど経ちますがまだでフル充電になりません。
結構時間かかりますね。チョット心配になって一旦中断。電圧を量ってみたらまだ13.5Vでした。
結局その後30分程でフル充電になりました。
〈本日の運用〉
8時過ぎ7MHzから運用開始。朝から7MHzのコンディションは良かったみたいでプチパイルに。
途切れたところで14MHz、18MHz、21MHzと運用しましたが、14、18とも国内コンディションはいいみたいでしたが、海外との交信は成らず。21MHzはさっぱりでした。
2m用のHB9CVを持ってきていたので2mSSBに出てみましたが、1局のみ。やはり平日の2mは厳しいですね。
ならば2mDXはできないものかとCWに出てみたところツイッターで埼玉局(アンテナの後ろ側)から微かな気配がするとのコメントをいただ来ました。慌ててアンテナの向きを修正しCQをだしましたが、一度だけ呼んでいただいたコールサインは聞き取れたのですが、こちらからの電波がうまく飛んでいないようで交信ならず。残念。
その後再度HFハイバンドに出てみましたが、18MHzの国内はよく開けていましたが、それ以外は静かで、DXもありませんでした。
SOTA運用を始めてからDXがゼロというのは初めてです。
最後に7MHzでSOTA運用をしている局との交信(S2S)ができたところで電圧が急降下したため本日の運用終了としました。
〈運用結果〉
7MHz 23局(S2S:2局)
14MHz 5局
18MHz 11局
144MHz 1局
Equipment
Rig : FT-817ND (5W)
Rnt : HF DP , 2m HB9CV
〈おまけ〉
小金ヶ嶽の登山道は岩だらけですが、所々大きな岩があり、登ると景色がいいのでチョットだけ寄り道しました。




カメラ(iPhone)をセットして登ってリモートで撮影、下りてきてiPhone回収。疲れる(笑)
〈2020/09/01 追記〉
ここで紹介しているバッテリーを最近購入された方から不具合のお話がありました。
FT-817の外部バッテリーとして使用した際、変調がおかしいと言われたとか、CWで送信すると帯域幅がやたら広がっている等。

左が従来からの物、右が最近の物。
バッテリーそのものは昇圧しているわけではありませんから、もしかしたらBMSの仕様変更もしくは不具合なのかもしれません。
後日談、上記不具合はやはり製品不良だったそうで、新品と交換になったそうです。
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