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Pixieのローパスフィルタ再作成

今週もまた台風です。
出かけられないので部屋でごそごそして過ごしています。

先週末にPixieのローパスフィルターをAPB3で測定してみたところ全く役立たずでしたが、ツイッターを見ていた方から「入出力の線がオープンワイヤーなので結合しているのでは?同軸に変えると改善するよ」とアドバイスをいただいたので早速やってみました。
(先週の記事)

新スプリアス基準
 30MHz以下で1W以下の場合
   帯域外領域1mW(0dB)以下 100μW(-10dB)
   スプリアス領域50μW(-13dB)以下  だそうです。

PixieLPF/解体
先ずは以前作ったLPFを解体。(元々10MHz用だったので7MHz用に作り替えます。)

PixieLPF/回路図
今回作るのはこれ(ネットで拾ってきた回路図です。)

PixieLPF/まき直し
コイルもまき直し。

PixieLPF/コイル測定
計算上は21Tで1.32μH、24Tで1.73μHですが、コアに均等に巻くと計算通りなのでしょうけど巻き初めと巻き終わりが近いと結合を起こして良くないとの事だったので、少々詰めて巻いてみたら計算値よりも高くなったので巻き数を減らして調整。
20Tで1.4μH、22Tで1.7μHになりました。
コンデンサも手持ちの物を一本づつ測定して使えそうなのを選別。

PixieLPF/ケース
ケースはタカチのSW-55にしました。
金属ケースの方がいいのかな?とも思いましたが、蓋を閉めるとワンターン結合を起こして特性が悪くなる場合があると書かれたサイトがあったので、何がいいのか良くわからず、手元にあったプラケースにしました。

PixieLPF/完成
取りあえず組み上げてみました。
ケースが小さいので入出力線を同軸にすると上手く収められなかったのでクロスする形にしちゃいました。
なんか良くない気がしますが。

PixieLPF/アナライザで測定
取りあえずアンテナアナライザで測定。
まあ、問題なさそう。

続いてAPB-3で測定。
ネットワークアナライザでLPFの性能測定
PixieLPF/14M35dB2
14MHzで-35.7dB
う~ん、微妙。

続いてPixieをスペアナで測定
PixieLPF/APB3で測定

先ずはLPF無し
PixieLPF/元
30dBのアッテネータを入れて第2高調波(14.062MHz)で-13.71dB

続いてLPFを入れて測定。
PixieLPF/スペアナ2
14.062MHz(第2高調波)が-52.3dBになりました。アッテネータの30dBを除くと-22.3dB。(こういう計算でいいのかな?)
何とかカツカツ基準クリアしたみたい(笑)

ついでにパワー測定もしてみました。
PixieLPF/パワー測定
LPF入れても入れなくても約250mWで問題なさそうです。

PixieLPF/蓋加工
最後に蓋を閉めようとしたらBNCコネクタが引っかかって閉まらなかったので、蓋を少し削りました。

PixieLPF/出来上がり
元々、ALTOIDS缶の中にLPFを仕込みたかったのですが、そうすると外部電源化しないといけなくなり、金属ケース加工が面倒なので外付けLPFとしました。
それなりにコンパクトにできて満足。
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プロフィール

かつお

Author:かつお
3.11震災を機にアマチュア無線を始めました。
私立文系出身、事務方サラリーマンなので理屈は分からないですが、「とりあえずやってみる」であれこれ実験して遊んでます。

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