先日
失敗したMX-P50M用に作ったローパスフィルターですが切替スイッチの内部でクロストークを起こしているのではないかと指摘をいただきました。入出力のバンド切替を一つのスイッチで行っているので入力から入ったものがLPFを通らずにそのまま出力に飛び込んでいるのではないか?との事。
とは言え入力・出力をそれぞれ切替スイッチを付けるのも面倒だし、どうしようか考えていたのですが、MX-P50M自体それほど使うとも思えない(ここぞという時だけ)のでいっその事スイッチは止めて都度繋ぎかえる事にしました。

とりあえず前回のローパスフィルターを解体。

念のためにLCメーターで測定したらコンデンサーが一つだけ壊れてたので交換。
本来220pFの物が170pFしかありません。

今回はタカチのSW-100に組み込みます。

基板も改めて準備。

コンデンサを配置。

続いてコイルを設置。

ケース加工してコネクタを付けました。

とりあえず完成。

結構コンパクトに纏まったのでチョットうれしい(^ ^)
早速OSA 103 Miniで測定してみました。
先ずはネットワークアナライザーで各ローパスフィルターの特性を見てみます。

7MHz用LPF
9.2MHz辺りで-3dB、かなり急峻に落ちていて結構いい感じです。

10MHz用LPF
こちらもいい感じ。

21MHz用LPF
チョット傾斜が緩やかですね。

28MHz用LPF
さらに傾斜が緩くなっています。
チョット厳しいかな?と思いましたが、とりあえずスペアナでテストをしてみました。

7MHz

10MHz
7MHzも10MHzもスプリアスがガッツリでていましたが問題なさそうです。
他のバンドも順番に見ていったところ・・・

21MHz

28MHz
21MHzと28MHzだけがアウトです。
う~ん
やり直しですね~
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