1200MHzスリーブアンテナ製作
- 2019/09/16
- 16:01
1200MHzのスリーブアンテナを作ってみました。
以前7K1CRZ局よりいただいたセミリジットケーブルがあったのですが、ツインデルタループは持ってるし、アストラルプレーンは7K1CRZ局がくれたし、どう使おうかなと考えていましたが、電界強度計で測定する際の基準になるアンテナを作ってみることにしました。
ダイポールだと垂直偏波で作るのは少々ややこしそうですが、これなら簡単です。
スリーブアンテナはダイポールと同じようにインピーダンス約75Ωでゲインは2.15dBiとの事なので基準アンテナとしていいかなと。

7K1CRZ局からいただいたセミリジットケーブル。

外部導体を剥く際パイプカッターを使いました。
これだとカットする部分が押しつぶされるのでなかなかパイプが抜けませんでした。

細切れにカットしてなんとかエレメント部の外部導体を剥くことができました。

次にスリーブ部の製作です。
Biquad Antenna用の在庫銅パイプを使いました。
パイプの片側に切り込みを入れます。

切り込み部をニッパーで山切りカットに。

山切り部を内側に折り曲げます。

折り曲げたところをハンダで埋めます。
次にセミリジットとスリーブをハンダ付けします。

スリーブとセミリジットが接触しないように爪楊枝を差し込んで固定。

この状態でハンダ付けしました。

上手く隙間が均等になりました。

次にSMAコネクタをハンダ付けして完成。
ところがSWRを測定して調整しようと思ったら、とんでもない数値が出てしまいました。(^_^;)

念のために導通を確認したら、外部導体を剥いた一番根元のところで中心導体が断線していました。(涙)
仕方がないのでエレメントをすべてカットして、もう一度外部導体を剥くところからスタートです。

今回はセミリジットケーブルにカッターの刃を当てて転がしてある程度傷をつけたところでポキンと折ってみたらスポンと抜けました。

いい感じにできました。

早速アナライザーで調整。
エレメントは若干長めにしておいたので、少しずつカットして同調点を調整しましたが、SWRが下がり切りません。

インピーダンスが38.5程度です。
何でかな~? 本来75Ω程度のハズなのに。
スリーブに使った銅パイプの太さの問題なのか?長さの問題なのか?
よく判らないですが、そこまで調整しだすと大変なので取りあえず電波がちゃんと出るか確認してみることにしました。

電界強度計で測定してみます。

DJ-G7付属のホイップアンテナを測定。

次いでスリーブアンテナを測定。
ホイップよりも格段によく輻射されているようです。
特に問題はなさそうです。元々測定時の受信用アンテナなので問題無いだろうという事で完成としました。

測定用に無指向性で、そこそこの性能のアンテナが欲しかったので、今後は1.2GHz測定の際はこのアンテナを基準にしたいと思います。
〈製作データ〉
セミリジット径:3.5mm
銅パイプ径:8mm(肉厚0.5mm)
エレメント長:5.2mm
スリーブ部:5.5mm
以前7K1CRZ局よりいただいたセミリジットケーブルがあったのですが、ツインデルタループは持ってるし、アストラルプレーンは7K1CRZ局がくれたし、どう使おうかなと考えていましたが、電界強度計で測定する際の基準になるアンテナを作ってみることにしました。
ダイポールだと垂直偏波で作るのは少々ややこしそうですが、これなら簡単です。
スリーブアンテナはダイポールと同じようにインピーダンス約75Ωでゲインは2.15dBiとの事なので基準アンテナとしていいかなと。

7K1CRZ局からいただいたセミリジットケーブル。

外部導体を剥く際パイプカッターを使いました。
これだとカットする部分が押しつぶされるのでなかなかパイプが抜けませんでした。

細切れにカットしてなんとかエレメント部の外部導体を剥くことができました。

次にスリーブ部の製作です。
Biquad Antenna用の在庫銅パイプを使いました。
パイプの片側に切り込みを入れます。

切り込み部をニッパーで山切りカットに。

山切り部を内側に折り曲げます。

折り曲げたところをハンダで埋めます。
次にセミリジットとスリーブをハンダ付けします。

スリーブとセミリジットが接触しないように爪楊枝を差し込んで固定。

この状態でハンダ付けしました。

上手く隙間が均等になりました。

次にSMAコネクタをハンダ付けして完成。
ところがSWRを測定して調整しようと思ったら、とんでもない数値が出てしまいました。(^_^;)

念のために導通を確認したら、外部導体を剥いた一番根元のところで中心導体が断線していました。(涙)
仕方がないのでエレメントをすべてカットして、もう一度外部導体を剥くところからスタートです。

今回はセミリジットケーブルにカッターの刃を当てて転がしてある程度傷をつけたところでポキンと折ってみたらスポンと抜けました。

いい感じにできました。

早速アナライザーで調整。
エレメントは若干長めにしておいたので、少しずつカットして同調点を調整しましたが、SWRが下がり切りません。

インピーダンスが38.5程度です。
何でかな~? 本来75Ω程度のハズなのに。
スリーブに使った銅パイプの太さの問題なのか?長さの問題なのか?
よく判らないですが、そこまで調整しだすと大変なので取りあえず電波がちゃんと出るか確認してみることにしました。

電界強度計で測定してみます。

DJ-G7付属のホイップアンテナを測定。

次いでスリーブアンテナを測定。
ホイップよりも格段によく輻射されているようです。
特に問題はなさそうです。元々測定時の受信用アンテナなので問題無いだろうという事で完成としました。

測定用に無指向性で、そこそこの性能のアンテナが欲しかったので、今後は1.2GHz測定の際はこのアンテナを基準にしたいと思います。
〈製作データ〉
セミリジット径:3.5mm
銅パイプ径:8mm(肉厚0.5mm)
エレメント長:5.2mm
スリーブ部:5.5mm
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