午前中の運用を終え、一旦帰宅して午後から自宅近所の歌垣山(SOTA JA/OS-018)へ行ってきました。
毎年「春分の日」辺りで VK JA ZL S2S QSO Partyが開催されるのですが、何故か今年は話題が出てきませんでした。
ならば勝手にやってしまおうと夕方のヨーロッパへのパスを狙って行ってきました。

暖かいのでバイクでGo!

あっという間に山頂着。

三角点のすぐ横をシャックとしました。

ここは山頂が広いので28MHz~7MHzのギボシダイポールを展開。
少し時間が早いので7MHzでしばらく運用。
30分程経った頃、符号と符合がくっ付きまくって何を打ってるのかさっぱり判らない局に呼ばれだしました。
多少粘っこい打鍵なら判断できますが、これは全く判りませんでした。
しかもかなり強いので他の局が聞こえません。他の呼んでいただいてた局には申し訳なかったですが、運用できる状態ではなかったので7MHzは終了しました。
まだ少し時間が早いのでNTS220を引っ張り出して2mSSBに出てみました。
コンテストもやっていて賑やかなので呼ばれるかなと思いましたが、低山でロケが悪いので不発でした。
早々に片付けて再度HFへ戻ります。

歌垣山でのシステムです。
MX-P50M(リニアアンプ)で30W送信。
最初の7MHzの際、SSBで運用してみました。
いつも呼んでいただいているJH7IOT局にお願いして5Wと30Wの違いを聴き比べしていただいたところ、5WだとQSBの谷間で聞き取りにくくなるが、30Wだと問題ない。ただCWだとあまり違いは判らないかもとの事でした。
国内交信ならそんな感じなんでしょうね。
4時前になったのでボチボチDXモードスタートかなと、21MHzから降りていきましたが、21MHzも18MHzもイマイチ飛んでいないようです。
やはり14MHzかなと切り替えた途端にスウェーデンから呼ばれました。
ロシア・オーストラリアと呼ばれた後、スペインからも呼ばれました。\(^o^)/
RBNを見るとフランスのスキマーに拾われています。SN比も結構いい値になっていたのでこれは期待できます。
しばらくすると善防山(SOTA JA/HG-269)で運用するJP3PPL局のスポットが入ったので呼ばせていただきS2S。
彼も私と同じようにヨーロッパ狙いなんでしょうね。
その後も14MHzで運用を続け、ポツポツ呼ばれるような感じでしたが、あまり呼ばれなくなったので一旦10MHzに降りてみました。
RBNを見ていると北米のスキマーには拾われましたが、呼ばれるのは国内だけだったので再度14MHzでCQ。
改めてスポットを入れるとベルギー、フランス、ドイツから呼ばれ喜んでいると突然複数のロシア局に呼ばれるようになりました。
どの局もかなり強いです。
ロシア局の後ろでヨーロッパの弱い信号が微かに聞こえているのですが、ロシアの信号が強すぎて拾えません。
とりあえず呼んでくるロシア局との交信を済ませ、ヨーロッパを拾おうと思うのですが、ヨーロッパとのパスはQSBがあってなかなか思うようにいきません(^^;
しばらくするとドイツの局からメールが来ました。
「交信ありがとう、でも本当にできたか自信が無い」というような内容。
ログを確認したところ、該当が無かったので、「Not In Log.Call Again」と返信、しばらくするとほとんど聞き取れない弱弱しい信号が聞こえます。何度もQRZ?と繰り返すうち、先ほどのドイツ局と判明。無事交信できました。
その後も数局ヨーロッパの局と交信できましたが、かなり信号が弱く聞き取りに苦労しました。
特にスペインで運用しているスイス局。EA8/HB9***なんて聞き取るのは至難の業(^^; かなり時間がかかりました。
それにしてもヨーロッパの局って信号が弱くても結構いろんな情報を送ってくるんですね。
こちらからRST219と送っているのにQSTと打ってきて名前やらQTHやら送ってきます。
半分くらいしか聞こえません(^^;
仕方がないのでこちらからも一応送っておきましたが・・・。

日が暮れたらさっさと帰ろうと思っていましたが、今までになくヨーロッパから呼ばれるのが楽しくて、あっという間に真っ暗闇です。
それでも18時半頃バッテリーがヤバくなってきたので本日の運用は終了としました。
今回30Wで運用してみましたが、やはりCWでもDX交信の場合は5Wとの違いは結構あるな~という印象でした。
過去に何度もQSO Partyに参加し、ヨーロッパとは交信(S2S含めて)できていますが、今回ほど呼ばれることはありませんでした。

撤収。

真っ暗な林道を帰りました。
それにしても暖かい2月ですね。
例年この時期のQSO Partyは雪が降る中運用していることが多かったのですが、日中は上着を着ていると暑いくらいです。
まあ、快適で助かりますけど。
〈本日の運用結果〉
7MHz 13局(JAのみ)
10MHz 3局(JAのみ)
14MHz 20局(JA:3局(S2S:1局)、台湾1局、ロシア5局、オーストラリア2局、スウェーデン2局、スペイン3局、ベルギー1局、ドイツ2局、フランス1局
18MHz 2局(JA:1局、ニュージーランド1局)
21MHz 2局(JA:1局、ニュージーランド1局)
144MHz 1局(JA)
Equipment
Rig : KX2 + Amplifer (30W) , NTS220(1W)
Ant : IVDP , RH770
帰宅後、オーストラリアの局からメールが来ていました。
「私にとって初めてのDX交信でした。緊張してご迷惑をおかけしました」的な内容でした。
いや~こちらの方が拙い電信で迷惑かけているような気がしますが、チョットうれしかったです。
やっぱりSOTAって楽しいです。
(2020/2/16追記)
一夜明けてログの整理をしていて気づきましたが、EA8はカナリア諸島ですね。スペイン本国だと思っていました。
EA8/HB9***局は現在カナリア諸島のエル・イエロ島でIOTAペディション中だそうです。
現在アフリカ大陸にSOTA支部があるのはZS南アフリカとV5ナミビアだけです。いつかSOTA運用でアフリカ大陸と交信したいと思っていますが、少し近づいたかな?
SOTAをやっていると思わぬペディション局から呼ばれる事があります。
以前もニューカレドニアでペディションしている局から呼ばれました。
普段呼んでもパイルアップでなかなかピックアップしてもらえない局から逆に呼んでもらえるのも、世界的アワードSOTAの魅力ですね。
スポンサーサイト