2m モクソンアンテナ(前編 三脚用アンテナ取付具)
- 2020/05/09
- 19:56
川崎のマンションではHFの運用はほぼ無理なので、VUだけでもなんとかならないかと考えているのですが、先日ベランダにRH770を三脚固定で運用していた際、433MHzでは目黒の局と問題なく交信できましたが、144MHzは全く聞こえないとツイッターで言われました。
RH770に関しては以前実験をした事があります。
自宅から3Km程離れた山の上から送信。自宅で息子(3アマ)に受信してもらいました。
433MHz、144MHzそれぞれダイポールと比較したところ、433MHzはダイポールに比べてSメーターのメモリが3つ程上との事でしたが、144はダイポールと同等との事。
カタログデータを見ても144MHzは1/2λ3dBi、433MHzは5/8λ2段5.5dBiと記載されており、カタログ通り433MHzに関してはかなり優秀です。
目黒の局まで電波を飛ばすにはやはりゲインを稼がないと厳しそうです。
という事で当初ヘンテナを製作し、ベランダにぶら下げようかと検討していましたが、マンションの2階で周囲も皆マンションでほとんど空の見えない環境なので8の字特性のヘンテナよりもビームの方がいい気がしてきました。
2エレHB9CVや3エレ八木は持っているのですが、ベランダがあまりに狭いのでこれも厳しそうです。
いろいろ考えた結果モクソンアンテナを製作してみることにしました。モクソンアンテナならコンパクトで狭いベランダでもなんとかなりそうですし、ゲインも稼げるので目黒まで飛ぶのでは?

MMANAでシュミレーションしてみました。
計算上は6dBi程あります。
実際には狭いベランダでどの程度性能が出るか判りませんけど。
と、ここまで考えたところで、新たな問題発覚。
三脚に固定して使うつもりでいましたが、よく考えると川崎のマンションに置いている三脚は背が低く、そのままではエレメントの下半分が隠れてしまいます。
もう少し上げてやるにはどうすればいいか、これまた悩んでいたのですが、ふと昨年の関ハムで隣に出展しておられた「ねこまんま工房」さんのアンテナを思い出しました。

登山用のストックをブームにした八木アンテナです。
エレメントは洗濯バサミに差し込んでいるだけです。
登山中は普通にストックとして使用し、山頂で八木に早変わり。荷物もエレメントだけですので非常にコンパクト。
かなり目立って話題になっていましたが、私が興味を持ったのは三脚への固定方法でした。

塩ビ管のT字継手をカットして、W1/4のネジ穴を切った鉄板を固定しています。

上のブームもT字継手を使い、ゴムバンドで固定されています。
これを見た時、思わずウ~ンと唸ってしまいました。
今回はこれをそのまま真似させていただく事にしました。

とりあえずパーツの切り出し。
今回初めてネジ穴をタップで切りましたが、素材がアルミだったこともあり結構簡単にできました。

穴の位置合わせに少々てこずりましたが、なんとか完成しました。

真ん中の穴がW1/4の三脚ネジ用、両サイドがT字継手と固定するM3ネジ穴です。

無事三脚に固定できました。

上のブーム固定も少し太めの輪ゴムをクルッと回して固定。そのまま塩ビパイプに差し込めばOKです。
とりあえず今日はここまで。
アンテナの制作は今度川崎へ行った際、実際に使用するマンションベランダで制作する予定です。
■関連記事
2mモクソンアンテナ(後編)
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自宅から3Km程離れた山の上から送信。自宅で息子(3アマ)に受信してもらいました。
433MHz、144MHzそれぞれダイポールと比較したところ、433MHzはダイポールに比べてSメーターのメモリが3つ程上との事でしたが、144はダイポールと同等との事。
カタログデータを見ても144MHzは1/2λ3dBi、433MHzは5/8λ2段5.5dBiと記載されており、カタログ通り433MHzに関してはかなり優秀です。
目黒の局まで電波を飛ばすにはやはりゲインを稼がないと厳しそうです。
という事で当初ヘンテナを製作し、ベランダにぶら下げようかと検討していましたが、マンションの2階で周囲も皆マンションでほとんど空の見えない環境なので8の字特性のヘンテナよりもビームの方がいい気がしてきました。
2エレHB9CVや3エレ八木は持っているのですが、ベランダがあまりに狭いのでこれも厳しそうです。
いろいろ考えた結果モクソンアンテナを製作してみることにしました。モクソンアンテナならコンパクトで狭いベランダでもなんとかなりそうですし、ゲインも稼げるので目黒まで飛ぶのでは?

MMANAでシュミレーションしてみました。
計算上は6dBi程あります。
実際には狭いベランダでどの程度性能が出るか判りませんけど。
と、ここまで考えたところで、新たな問題発覚。
三脚に固定して使うつもりでいましたが、よく考えると川崎のマンションに置いている三脚は背が低く、そのままではエレメントの下半分が隠れてしまいます。
もう少し上げてやるにはどうすればいいか、これまた悩んでいたのですが、ふと昨年の関ハムで隣に出展しておられた「ねこまんま工房」さんのアンテナを思い出しました。

登山用のストックをブームにした八木アンテナです。
エレメントは洗濯バサミに差し込んでいるだけです。
登山中は普通にストックとして使用し、山頂で八木に早変わり。荷物もエレメントだけですので非常にコンパクト。
かなり目立って話題になっていましたが、私が興味を持ったのは三脚への固定方法でした。

塩ビ管のT字継手をカットして、W1/4のネジ穴を切った鉄板を固定しています。

上のブームもT字継手を使い、ゴムバンドで固定されています。
これを見た時、思わずウ~ンと唸ってしまいました。
今回はこれをそのまま真似させていただく事にしました。

とりあえずパーツの切り出し。
今回初めてネジ穴をタップで切りましたが、素材がアルミだったこともあり結構簡単にできました。

穴の位置合わせに少々てこずりましたが、なんとか完成しました。

真ん中の穴がW1/4の三脚ネジ用、両サイドがT字継手と固定するM3ネジ穴です。

無事三脚に固定できました。

上のブーム固定も少し太めの輪ゴムをクルッと回して固定。そのまま塩ビパイプに差し込めばOKです。
とりあえず今日はここまで。
アンテナの制作は今度川崎へ行った際、実際に使用するマンションベランダで制作する予定です。
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