今週末は大阪の自宅へ戻っております。
今日は天気予報では晴れとの事でしたが、昨日かなりの雨で登山道もグチャグチャだろうし、濡れた岩場は危険なので山行は断念。
関東はいい天気だったようで、SOTA運用局も沢山出ておられました。
せめてチェイサーでポイントを稼ごうとあちこちワッチしていましたが、うちのヘナチョコアンテナでは何も聞こえません(^^;
仕方がないので朝から433MHz用のHB9CVを作っていました。
MMANAでのシュミレーションです。

主に川崎のマンションベランダで使用することを想定して、できるだけF/B比を上げ、マッチング回路が要らないようにインピーダンスが50Ωになるようにしました。
ゲインは6dBi程です。

地上高1.5mのリアルグランドで見てみるとゲイン9dBi程になっています。
実際に出来上がった物がどうなるか判りませんけど。

まずは材料の切り出し。
幅2cmのアルミ板をブームに、プラスチック(ABS樹脂)の板をエレメントや給電部固定用にします。

エレメントはφ1mmのステンレス線です。
ラジオペンチで加工。(専用工具を使えばもっときれいにできるんでしょうけど)

先端のエレメントは固定しましたが、後ろのエレメントは間隔調整できるようにとりあえずマジックテープで固定。
位置が決まったらボルト・ナットで固定します。

給電部はこんな感じです。

早速庭で調整。

とりあえずエレメント長も前後エレメント間隔もMMANAのシュミレーションで出てきた長さです。
SWRは1.8程ありますが、バンド内はほぼフラットなのでエレメント長は調整の必要は無いと判断。
前後エレメント間隔だけ調整することにしました。
この時インピーダンスは35Ω程。
MMANAのシュミレーションではエレメント間隔を広げるとインピーダンスが上がったので少しづつ広げてみました。
が、なかなか上手くいきません。
最終的にクロスしている電線を少し長めにして、エレメント間隔を狭めるとSWRが下がるようです。
どういう理屈かさっぱりわかりませんが・・・。

なんとかバンド内のSWR1.2以下になりました。

という事でマジックテープを取っ払い、ネジで固定して完成しました。

念のため、完成後に再度測定してみると・・・・。
1.2超えちゃってますね(^^;
まあ、実用上は問題ないでしょうという事で今日はここまでにしました。

各エレメントはローレットナットを緩めて折りたためるようにしたので、可搬性はなかなかいいです。
本当は実際の交信でテストをしたかったのですが、私のホームは周りを山に囲まれており、一日中ワッチしていても1局聞こえるかどうかというロケーションなのでまともなテストはできません。

とりあえず電解強度計で確認したところ、指向性がしっかり出ていることは確認できました。
後は川崎のマンションで実際に使ってみようと思います。
〈2020/06/21追記〉
午前中430ワッチしていると珍しくラグチューが聞こえたので早速受信テストしてみました。


アンテナのフロント側でS7の信号がバックでは全くの無感になりました。
F/B比はそこそこのようです。
因みに第一電波のSRH771(カタログでは2.15dBi)だとS5が限界だったのでゲインも多少はありそうです。
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