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SG-Laboratory Transverter その3

先日入手したSG-Labのトランスバーターの動作テストをしてみました。

1.親機の出力を低減した場合のトランスバーター出力測定
2.PTT制御の確認


先ずは1番の「親機の出力を低減した場合のトランスバーター出力測定」から

先日は親機のパワーを1W~4Wまで動かしてもトランスバーターの出力は1Wで変化なしと書いていますが、親機のパワーを1W未満にした場合はどうなのかと。

テストの親機はIC-705です。
パワーについては個体差もあると思いますが私のIC-705の144MHz帯の出力は10%設定で約1.1W、5%設定で約600mWほど出ています。
測定器も校正しているわけではありませんのであくまで参考値と捉えてください。

とりあえず5%(約600mW)入力で測定
SG_Lab/500mW_800mW
800mW程度ですね。(下の青いメモリです。)

次に3%(約300mW)入力
SG_Lab/300mW_700mW
700mW程度です。

1%(約100mW)入力では
SG_Lab/100mW_300mW
300mW程度です。

説明書にはミニマム0.2Wと書かれていましたが、一応0.1Wでも動作はするようです。

念のため10%(約1.1W)入力ももう一度確認
SG_Lab/1W_900mW
あれっ?
900mW程しか出ていません。

20%(約2W)入力だとどうでしょうか。
SG_Lab/2W_1W
2W入力だとちゃんと1W出てました。

1W入力で900mWか1Wか微妙な誤差なのでどうでもいい気もしますが、確実に1W出力を確保したければエキサイターは2W以上にした方がよさそうです。
説明書ではMAX5Wとなっていますが、バッテリーの消費を考えると少しでもパワーを下げた方がいいでよね。


次に
2.PTT制御の確認です。

これまで使用してきたトランスバーターやリニアアンプの場合、PTT制御をすると内部のリレーがカチッと音がするので、動作確認できましたが、今回のトランスバーターは物理的なリレー等無く、マイコン制御されているようなのでちゃんと動作しているのかよく判りません。
FMであればDJ-G7などで受信して確認できますが、SSBやCWは受信機が無いので確認のしようがありません。

という事でAORの古い受信機(AR-8000)を入手しました。
SG_Lab/AR8000
1900MHzまでオールモードで受信できます。

で、PTT制御用のケーブルなしでテストしてみたところ、SSBは頭切れすること無く受信できましたがCWはやはりダメですね。
Jを打っても頭の短点が完全に消えるのでOになってしまいます。

SG_Lab/ケーブル
とりあえずPTT制御用のケーブルを作成

SG_Lab/テスト
ケーブルを接続してテストしてみたところ、まだ若干頭切れ気味ですが、一応JはJに聞こえました。
これまで使用してきたリニアアンプやトランスバーターだと瞬時にリレーが反応して頭切れすることは無かったのですが、今回のトランスバーターはマイコン制御なので定数の設定の問題なんでしょうかね。
よく判りませんが20WPM程度でCW送信する分にはなんとか使えそうです。(爆速だと切れてしまいます)
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プロフィール

かつお

Author:かつお
3.11震災を機にアマチュア無線を始めました。
私立文系出身、事務方サラリーマンなので理屈は分からないですが、「とりあえずやってみる」であれこれ実験して遊んでます。

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