青ヶ丸三角点(SOTA JA/HG-005)
- 2021/11/22
- 07:50
昨日、兵庫県と鳥取県の県境にある青ヶ丸三角点でSOTA運用してきました。
少し前に調べたところ、根曲竹が多くて積雪期でないと登れないような事が書かれていました。ただ、この辺り積雪量がかなり多くて冬になると車では上がれないので麓から延々と歩かないとたどり着けません。
どうしようかなと思っていたら先月登っている方が居たようです。ネットの記事を読むと笹の事は何も書いていないし、移動スピードも結構な速さでしたので、もしかしたら笹は刈り払われているのかもと思い行ってきました。
最短ルートを検討するときはいつも点の記を参考にします。
(車で行けるところまで行って、そこから入山しているので)
今回も点の記を見ましたが、記載されているような車道がどの地図を見ても有りません。

あまり古い点の記だと状況も変わっているかもしれませんが、平成17年に観測されているのでおかしいなと思いGoogl Mapの航空写真を見たところ

大規模な開拓農地がありました。

色んな地図を見てみましたが、この農地も道路も出てきません。
国土地理院が調査するために通っているのに地理院地図にも記載がないとは・・・謎です。
Googlのストリートビューで見ると扇ノ山登山口の近くに農地への道が有りそうなので、ここから入ってみることにしました。
朝4時に自宅を出発。

もうすぐ目的地をいうところで、まさかの通行止め

南側からのアプローチはダメでした。
既に時刻は7時半、少し下って別ルートからチャレンジしようかと思いましたが、ハスラー君のカーナビは扇ノ山をぐるっと回れと言っています。それは流石に遠いだろうと思いましたが、燃料計を見るとかなり減っていて、このままだと山中で立ち往生するかもしれないので、仕方なく一旦麓まで降りて給油、ハスラー君のナビに従って扇ノ山をぐるっと回る事にしました。

北側から登って行く道は霧滝渓谷と言って綺麗な渓谷でした。
道路沿いにいくつも滝があるので、走っているだけでも楽しめました。

亀滝というそうです。

この辺りのガードレールはことごとく谷側に倒れていました。雪の重みで壊れるのでしょうか。

扇ノ山登山口を少し過ぎたところに農地に向かうと思われる道の入り口がありました。
ロープを外して入っていきました。

真っすぐ一本道を進んでいくと、目的の畑の端っこ迄来れました。
もう作物は収穫済みのようです。
通行止めの場所からここまで約90kmもありました。
この時点で10時20分。普段なら既に運用を終了しようかという時間です。
なんだか既に疲れてしばらくボーッと。

白い軽自動車が一台停まっていたので、挨拶しようと行ってみましたが誰も居ません。
単に置きっぱなしにしているのか、私と同じように山に登りに来ているのか。
車のすぐ脇に根曲竹を刈り払って尾根に通ずる道があったので山に登っておられるのかもしれません。

白い軽自動車の場所以外にも笹を刈ってある場所が何ヵ所かありました。
折角来たので気を取り直して登ってみる事に。

位置関係はこんな感じです。

刈り払われた笹のトンネルを抜けると境界の見出標がありました。
ここから境界沿いに歩いて行きます。

ルート上の笹は刈り払われていました。

赤テープに従って歩けば笹を避けられました。

少し歩くと青ヶ丸が見えてきました。

1144の基準点

1153の基準点辺りの木に「ガンバレ」と

1153基準点から見た青ヶ丸

あちこちにタヌキの溜め糞がありました。
タヌキが多いみたいですね。

根曲竹は刈り払われているので藪漕ぎしなくて良いですが、刈った後の笹に足が引っかかって歩きにくいです。
コケると体に突き刺さるかもしれないので慎重に。

ここから最後の急登です。かなりの勾配なので登りは良いですが、下りは結構怖いです。
この辺りで漸く携帯が通じるようになりました。滝のある渓谷からず~っと圏外でした。

途中振り返ると仏の尾が見えました。

山頂へ到着しました。
三角点を中心に広く刈り払われています。

三角点の横に置き石がありました。Katobun 9ALPSと書かれています。
加藤文太郎が生家に近いこの辺りの山をアルプスに見立てて名前を付けていたことに由来するのかな。

廻りは背丈程の笹に囲まれているので眺望は全く無いですが、スマホを高く上げて、なんとか扇ノ山を撮影。

こちらは手前に見えるのが先日登った陣鉢山だと思います。

山頂に生えていた植物。
蘭の一種かなと思いますが、わかりません。

徐々に雲がでてきたので、さっさと支度して運用開始。
手っ取り早く7MHzCWでと思いましたが、相変わらずのビートノイズで7MHzの下半分がダメです。上のバンドエッジ辺りでSSBの邪魔にならないようにと思いましたが、コンディション自体は良いみたいで多くの局が出ていました。
何処を探しても邪魔してしまいそうなので、CWは諦めてSSBに出ました。
10分で8局交信。

今回は甘めのカフェオレを持ってきました。疲れた体にはいいですね。
関東方面では沢山のアクティベーターのアラートが入っていましたが、携帯の電波状態が悪く状況が全く掴めませんでした。
ハイバンドも出てみましたが、既に12時を回っているので、帰りの時間を考えるとゆっくりできず早々に運用終了しました。

12時50分撤収完了。下山開始。

畑でハスラー君が待っていてくれました。

先ほどあった白い軽自動車は無くなっていました。
やはり山に入っておられたようです。

登り55分、下り45分でした。

片道1.7km程でした。
あちこちで渋滞に巻き込まれ18時半頃ようやく帰宅。やっぱり遠い。疲れて早々に寝てしまいました。
〈運用結果〉
7MHz 8局(JAのみ)
14MHz 1局(ニュージーランド)
21MHz 1局(ニュージーランド)
Equipment
Rig : KX2 (10W)
Ant : VCH
少し前に調べたところ、根曲竹が多くて積雪期でないと登れないような事が書かれていました。ただ、この辺り積雪量がかなり多くて冬になると車では上がれないので麓から延々と歩かないとたどり着けません。
どうしようかなと思っていたら先月登っている方が居たようです。ネットの記事を読むと笹の事は何も書いていないし、移動スピードも結構な速さでしたので、もしかしたら笹は刈り払われているのかもと思い行ってきました。
最短ルートを検討するときはいつも点の記を参考にします。
(車で行けるところまで行って、そこから入山しているので)
今回も点の記を見ましたが、記載されているような車道がどの地図を見ても有りません。

あまり古い点の記だと状況も変わっているかもしれませんが、平成17年に観測されているのでおかしいなと思いGoogl Mapの航空写真を見たところ

大規模な開拓農地がありました。

色んな地図を見てみましたが、この農地も道路も出てきません。
国土地理院が調査するために通っているのに地理院地図にも記載がないとは・・・謎です。
Googlのストリートビューで見ると扇ノ山登山口の近くに農地への道が有りそうなので、ここから入ってみることにしました。
朝4時に自宅を出発。

もうすぐ目的地をいうところで、まさかの通行止め

南側からのアプローチはダメでした。
既に時刻は7時半、少し下って別ルートからチャレンジしようかと思いましたが、ハスラー君のカーナビは扇ノ山をぐるっと回れと言っています。それは流石に遠いだろうと思いましたが、燃料計を見るとかなり減っていて、このままだと山中で立ち往生するかもしれないので、仕方なく一旦麓まで降りて給油、ハスラー君のナビに従って扇ノ山をぐるっと回る事にしました。

北側から登って行く道は霧滝渓谷と言って綺麗な渓谷でした。
道路沿いにいくつも滝があるので、走っているだけでも楽しめました。

亀滝というそうです。

この辺りのガードレールはことごとく谷側に倒れていました。雪の重みで壊れるのでしょうか。

扇ノ山登山口を少し過ぎたところに農地に向かうと思われる道の入り口がありました。
ロープを外して入っていきました。

真っすぐ一本道を進んでいくと、目的の畑の端っこ迄来れました。
もう作物は収穫済みのようです。
通行止めの場所からここまで約90kmもありました。
この時点で10時20分。普段なら既に運用を終了しようかという時間です。
なんだか既に疲れてしばらくボーッと。

白い軽自動車が一台停まっていたので、挨拶しようと行ってみましたが誰も居ません。
単に置きっぱなしにしているのか、私と同じように山に登りに来ているのか。
車のすぐ脇に根曲竹を刈り払って尾根に通ずる道があったので山に登っておられるのかもしれません。

白い軽自動車の場所以外にも笹を刈ってある場所が何ヵ所かありました。
折角来たので気を取り直して登ってみる事に。

位置関係はこんな感じです。

刈り払われた笹のトンネルを抜けると境界の見出標がありました。
ここから境界沿いに歩いて行きます。

ルート上の笹は刈り払われていました。

赤テープに従って歩けば笹を避けられました。

少し歩くと青ヶ丸が見えてきました。

1144の基準点

1153の基準点辺りの木に「ガンバレ」と

1153基準点から見た青ヶ丸

あちこちにタヌキの溜め糞がありました。
タヌキが多いみたいですね。

根曲竹は刈り払われているので藪漕ぎしなくて良いですが、刈った後の笹に足が引っかかって歩きにくいです。
コケると体に突き刺さるかもしれないので慎重に。

ここから最後の急登です。かなりの勾配なので登りは良いですが、下りは結構怖いです。
この辺りで漸く携帯が通じるようになりました。滝のある渓谷からず~っと圏外でした。

途中振り返ると仏の尾が見えました。

山頂へ到着しました。
三角点を中心に広く刈り払われています。

三角点の横に置き石がありました。Katobun 9ALPSと書かれています。
加藤文太郎が生家に近いこの辺りの山をアルプスに見立てて名前を付けていたことに由来するのかな。

廻りは背丈程の笹に囲まれているので眺望は全く無いですが、スマホを高く上げて、なんとか扇ノ山を撮影。

こちらは手前に見えるのが先日登った陣鉢山だと思います。

山頂に生えていた植物。
蘭の一種かなと思いますが、わかりません。

徐々に雲がでてきたので、さっさと支度して運用開始。
手っ取り早く7MHzCWでと思いましたが、相変わらずのビートノイズで7MHzの下半分がダメです。上のバンドエッジ辺りでSSBの邪魔にならないようにと思いましたが、コンディション自体は良いみたいで多くの局が出ていました。
何処を探しても邪魔してしまいそうなので、CWは諦めてSSBに出ました。
10分で8局交信。

今回は甘めのカフェオレを持ってきました。疲れた体にはいいですね。
関東方面では沢山のアクティベーターのアラートが入っていましたが、携帯の電波状態が悪く状況が全く掴めませんでした。
ハイバンドも出てみましたが、既に12時を回っているので、帰りの時間を考えるとゆっくりできず早々に運用終了しました。

12時50分撤収完了。下山開始。

畑でハスラー君が待っていてくれました。

先ほどあった白い軽自動車は無くなっていました。
やはり山に入っておられたようです。

登り55分、下り45分でした。

片道1.7km程でした。
あちこちで渋滞に巻き込まれ18時半頃ようやく帰宅。やっぱり遠い。疲れて早々に寝てしまいました。
〈運用結果〉
7MHz 8局(JAのみ)
14MHz 1局(ニュージーランド)
21MHz 1局(ニュージーランド)
Equipment
Rig : KX2 (10W)
Ant : VCH
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