ハンディーホイップアンテナのラジアル

今日ツイッターを見ていたら、ハンディー機のアンテナにラジアルを付けると性能がアップするとの書き込みがありました。
そういえばNATECのアンテナもラジアルの付いたのが有りますね。

いつも山でAPRS運用をする際に使用しているダイヤモンドのSRH771ですが長さがある分よく飛びますが、ＳＷＲを計ると同調点がかなりズレています。
アナライザーで測定すると１８０ＭＨｚ辺りにボトムがあります。（４３３ＭＨはバッチリですが）
上手く調整すればもう少し飛びも良くなるかもしれないと思い、ちょっと実験。


APRSで使用する１４４．６MHｚ辺り。
素の状態で測定。SWRは１０を超えてます。


アナライザーを手で持った（人間アース）状態でSWR：４程度です。


５０ｃｍ程の電線をラジアルとして装着し、少しずつ切り詰めていったら、徐々にボトムが下がってきて４７．５ｃｍのところでＳＷＲ１．３程度になりました。


因みに４３３ＭＨｚは通常こんな感じです。


ラジアルを付けても影響はなさそうです。


SWRは下がったけど、飛ぶかどうかは別問題。
早速TH-D74に装着して送信テストしてみます。


電界強度計で電波の強さを測定。
先ず、ラジアル無しの状態で２４μA程度。


ラジアルを付けてみたところ３０μAを超えました。
これならこれまで以上にはARPSのデジピーターに拾われやすくなりそうです。

問題はSRH７７１のSMAコネクタはピンが奥まったところにあるので、余計な物を噛ませると接合できなくなります。
これまでも、防水の為に薄いゴムパッキンを噛ませていたのですが、きつく締め付けないといけませんでした。
なので、パッキンの上からラジアルを噛ませると全く接合できないのでSRH７７１を少し削ってみました。

この状態で再度測定してみたところ、１４４ＭＨｚは問題ありませんでしたが、４３３ＭＨｚのＳＷＲが１．１→１．３と少々悪化してしまいました(^^;
まあ、この程度であれば実用上は問題ないでしょう。


しばらくこの状態でAPRS運用を継続してみます。