MANASLU 160 オーバーホール
- 2022/02/27
- 18:49
登山用のガソリンストーブでMANASLU160ってご存じでしょうか。

昔々売られていたオプティマス8Rのコピー製品です。
多分35年程前に買ったものです。
学生でお金がなく8Rよりも少しでも安いこちらを買いました。
こちらは加圧ポンプもついていました。(確か8Rはオプションだった記憶が有ります)

当時としてはかなりコンパクトなストーブです。
このストーブを買って間もなくEPIガスからコンパクトなガスストーブが発売されたのでそちらも買いましたが、当時のガスストーブは冬場は全く使い物にならなかったので冬場はマナスルを使っていました。
通常はホワイトガソリンを使用するのですが、いざとなったら赤ガス(レギュラーガソリン)も使用できます。
バイクでキャンプツーリングした際に実際にバイクのガソリンを使用してみましたが、煤がすごいことになります。
コッヘル真っ黒(^^;
長年使ってましたが、数年前に調子が悪くなり、どうしようかと思っていると、最近のガスストーブはかなり改善されていて標高2000mを超える冬山でも問題無く使えるとの事で、SOTOのガスストーブに乗り換えました。
その後マナスルはずっと物置の奥に仕舞いこんでいたのですが、先日ガラクタを整理している際に出てきたので、もう捨てるか?と思いましたが、暇つぶしに修理してみることにしました。
今さら使えるようになったところで、実際には山には持って行かないと思いますけど。
ネットで色々調べていると、古いランタンやバーナーのコレクターが居られるようで、8Rの修理やオーバーホールの方法を記載したページがいくつか在りましたし、補修用パーツなども8R用の物が販売されていました。
とりあえず、加圧ポンプが全く機能しないので、パッキンを一式と、タンクからガソリンを吸い上げるウィックと呼ばれるパーツ(8R用)を購入しました。
最初に加圧ポンプの手入れから

取り寄せたパッキンのセット。

タンクキャップのパッキンはカチカチになってこびり付いています。

何とかほじくり出しました。

あとはポンプ本体内のパッキン交換とシリコングリスを湿布。
スカスカだったポンプがチャンと加圧できるようになりました。

次にバーナー本体の分解

タンクに繋がるパイプを外すのに随分苦労しました。
8Rとは違い、シールド材が塗られていたのでナカナカ外れませんでした。
で、外れたのはいいのですが、本来パイプに刺さっているはずのウィックが有りません。

タンク内に取り残されたウィックを出しました。
燃料を吸い上げるウィックが外れていたら、まともに使えるわけないですね。

それほど痛んでないようでしたが、折角新品のウィックを購入したので交換。
ガスの噴き出し口のジェットとニードル(こういう呼び方をするのか知りませんが)、パイプの中もキャブクリーナーを掛けて細いブラシでゴシゴシ、カーボン除去。
外側はすぐに煤だらけになるので適当です。

パイプをタンクに組付け。
かなり固いので水平にするのに苦労しました。
ねじ込んだ後、念のために耐熱ボンドでシーリングしておきました。

オーバーホール完成。
で、早速テストをしてみましたが、プレヒート失敗(^^;
かなり寒い日だったのでヒート時間が短かったようです。
もう一度やり直そうと思ったら、Metaがあと1本しか残っていません。
Manasle160はポンプで加圧してバルブを開くとガソリンが噴き出し、そのまま下の受け皿にガソリンを溜める事ができるので、ガソリンでプレヒートできるのですが、これをやると煤がでるのであまりやりたくありません。

という事で百均で着火剤を買ってきました。
便利になりましたね。
プレヒート完了後点火。
若干不安定だったのでポンプで加圧してやると安定しました。
復活したので使ってみたい気もしますが、無線の機材もあるので少しでも軽量化したいのでやっぱり無理かな。
車中泊とかならいいかな。
無線の機材もあるし
〈2022/3/7追記〉
折角なので近所の山でなべ焼きうどんをやってみた。
コンビニの冷凍なべ焼きなので30分程かかりました。
やっぱり火力は今のバーナーと比べると弱いですね。

昔々売られていたオプティマス8Rのコピー製品です。
多分35年程前に買ったものです。
学生でお金がなく8Rよりも少しでも安いこちらを買いました。
こちらは加圧ポンプもついていました。(確か8Rはオプションだった記憶が有ります)

当時としてはかなりコンパクトなストーブです。
このストーブを買って間もなくEPIガスからコンパクトなガスストーブが発売されたのでそちらも買いましたが、当時のガスストーブは冬場は全く使い物にならなかったので冬場はマナスルを使っていました。
通常はホワイトガソリンを使用するのですが、いざとなったら赤ガス(レギュラーガソリン)も使用できます。
バイクでキャンプツーリングした際に実際にバイクのガソリンを使用してみましたが、煤がすごいことになります。
コッヘル真っ黒(^^;
長年使ってましたが、数年前に調子が悪くなり、どうしようかと思っていると、最近のガスストーブはかなり改善されていて標高2000mを超える冬山でも問題無く使えるとの事で、SOTOのガスストーブに乗り換えました。
その後マナスルはずっと物置の奥に仕舞いこんでいたのですが、先日ガラクタを整理している際に出てきたので、もう捨てるか?と思いましたが、暇つぶしに修理してみることにしました。
今さら使えるようになったところで、実際には山には持って行かないと思いますけど。
ネットで色々調べていると、古いランタンやバーナーのコレクターが居られるようで、8Rの修理やオーバーホールの方法を記載したページがいくつか在りましたし、補修用パーツなども8R用の物が販売されていました。
とりあえず、加圧ポンプが全く機能しないので、パッキンを一式と、タンクからガソリンを吸い上げるウィックと呼ばれるパーツ(8R用)を購入しました。
最初に加圧ポンプの手入れから

取り寄せたパッキンのセット。

タンクキャップのパッキンはカチカチになってこびり付いています。

何とかほじくり出しました。

あとはポンプ本体内のパッキン交換とシリコングリスを湿布。
スカスカだったポンプがチャンと加圧できるようになりました。

次にバーナー本体の分解

タンクに繋がるパイプを外すのに随分苦労しました。
8Rとは違い、シールド材が塗られていたのでナカナカ外れませんでした。
で、外れたのはいいのですが、本来パイプに刺さっているはずのウィックが有りません。

タンク内に取り残されたウィックを出しました。
燃料を吸い上げるウィックが外れていたら、まともに使えるわけないですね。

それほど痛んでないようでしたが、折角新品のウィックを購入したので交換。
ガスの噴き出し口のジェットとニードル(こういう呼び方をするのか知りませんが)、パイプの中もキャブクリーナーを掛けて細いブラシでゴシゴシ、カーボン除去。
外側はすぐに煤だらけになるので適当です。

パイプをタンクに組付け。
かなり固いので水平にするのに苦労しました。
ねじ込んだ後、念のために耐熱ボンドでシーリングしておきました。

オーバーホール完成。
で、早速テストをしてみましたが、プレヒート失敗(^^;
かなり寒い日だったのでヒート時間が短かったようです。
もう一度やり直そうと思ったら、Metaがあと1本しか残っていません。
Manasle160はポンプで加圧してバルブを開くとガソリンが噴き出し、そのまま下の受け皿にガソリンを溜める事ができるので、ガソリンでプレヒートできるのですが、これをやると煤がでるのであまりやりたくありません。

という事で百均で着火剤を買ってきました。
便利になりましたね。
プレヒート完了後点火。
若干不安定だったのでポンプで加圧してやると安定しました。
復活したので使ってみたい気もしますが、無線の機材もあるので少しでも軽量化したいのでやっぱり無理かな。
車中泊とかならいいかな。
無線の機材もあるし
〈2022/3/7追記〉
折角なので近所の山でなべ焼きうどんをやってみた。
コンビニの冷凍なべ焼きなので30分程かかりました。
やっぱり火力は今のバーナーと比べると弱いですね。
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