HFビームアンテナ(その2)
- 2022/03/27
- 14:56
本日は兵庫県の山奥で運用しようと朝4時に自宅を出発、6時過ぎに登山口に到着しましたが、雨が降り止みませんでした。
登ってきた林道もかなり水を含んで地盤も緩くなっている気がしました。
林道自体が崩れて閉じ込められたら洒落にならないので本日の運用は中止して帰ってきました。
という事で、先日のHFビームアンテナの実験をしていました。
先日のシュミレーションでは反射器を廃止し導波器を設置した場合上手くいかないと書いていましたが、あれから色々シュミレーションしていると、それなりの形が出来てきました。
放射器と導波器の間隔を1/10λより少し広げるといいみたいです。
ただ、インピーダンスが16Ω~20Ω程度とかなり低いので、直接給電はできません。
給電方法は別途検討するとして、とりあえずシュミレーション結果から14MHzと21MHzのエレメント間隔の中間で間隔固定(193cm)して再度シュミレーションしてみました。
14MHz

18MHz

21MHz

14MHzは良い感じですが、21MHzはイマイチかな~
それでも4dB程はあるようなので、とりあえずヨシ。
問題はインピーダンスが低い件。
いつもVCHアンテナの給電部に入れているチューナーは基本的には電圧給電用なのでハイインピーダンスには使えますが、今回のケースでは整合しきれませんでした。
単純にトランスで整合できないかなと計算してみたところ1次側(リグ側)を10T、2次側(アンテナ側)を6Tにすると巻き線の二乗で100:36のトランスになるので、アンテナが18Ω程度であればほぼ50Ωに整合できるのではと考えました。
さらに、以前あぶさんに教えた頂いたパッチンコアを使ったEFHWの給電部トランスは1:49でしたが、1次側は2次側コイルからタップを取る形(線を共用)になっていたので、同じように出来ないか考えてみました。

でとりあえず手持ちの材料で作ってみました。
FT82-43を使用

抵抗を接続して測定してみたところ、思うような値が出てこなかったのでタップを取る位置を1Tずらしました。
話が長くなりましたが、これがチャンと機能するかどうか実験してきました。

最初に直接給電でのインピーダンスを測定し、トランスを入れたものと比較しました。

近所の空き地で実験。
とりあえず直接給電の状態で21MHzのエレメント調整。
MMANAのシュミレーション結果より短縮率98%程度の長さで測定。

10Ω程です。
チョット低すぎかな~
調整が足りない?

次いでトランスを入れて測定。
23Ω程です。
う~ん、本来なら40Ω程になると思っていたのですが、ちょっとダメですね。
やはりコイルを共用する方法はダメなのかな?
なにか色んな影響がでているのでしょうか。
一旦通常のトランスに変更して、再度実験してみます。
ダメならチューナーを作ってしまおうかな。
登ってきた林道もかなり水を含んで地盤も緩くなっている気がしました。
林道自体が崩れて閉じ込められたら洒落にならないので本日の運用は中止して帰ってきました。
という事で、先日のHFビームアンテナの実験をしていました。
先日のシュミレーションでは反射器を廃止し導波器を設置した場合上手くいかないと書いていましたが、あれから色々シュミレーションしていると、それなりの形が出来てきました。
放射器と導波器の間隔を1/10λより少し広げるといいみたいです。
ただ、インピーダンスが16Ω~20Ω程度とかなり低いので、直接給電はできません。
給電方法は別途検討するとして、とりあえずシュミレーション結果から14MHzと21MHzのエレメント間隔の中間で間隔固定(193cm)して再度シュミレーションしてみました。
14MHz

18MHz

21MHz

14MHzは良い感じですが、21MHzはイマイチかな~
それでも4dB程はあるようなので、とりあえずヨシ。
問題はインピーダンスが低い件。
いつもVCHアンテナの給電部に入れているチューナーは基本的には電圧給電用なのでハイインピーダンスには使えますが、今回のケースでは整合しきれませんでした。
単純にトランスで整合できないかなと計算してみたところ1次側(リグ側)を10T、2次側(アンテナ側)を6Tにすると巻き線の二乗で100:36のトランスになるので、アンテナが18Ω程度であればほぼ50Ωに整合できるのではと考えました。
さらに、以前あぶさんに教えた頂いたパッチンコアを使ったEFHWの給電部トランスは1:49でしたが、1次側は2次側コイルからタップを取る形(線を共用)になっていたので、同じように出来ないか考えてみました。

でとりあえず手持ちの材料で作ってみました。
FT82-43を使用

抵抗を接続して測定してみたところ、思うような値が出てこなかったのでタップを取る位置を1Tずらしました。
話が長くなりましたが、これがチャンと機能するかどうか実験してきました。

最初に直接給電でのインピーダンスを測定し、トランスを入れたものと比較しました。

近所の空き地で実験。
とりあえず直接給電の状態で21MHzのエレメント調整。
MMANAのシュミレーション結果より短縮率98%程度の長さで測定。

10Ω程です。
チョット低すぎかな~
調整が足りない?

次いでトランスを入れて測定。
23Ω程です。
う~ん、本来なら40Ω程になると思っていたのですが、ちょっとダメですね。
やはりコイルを共用する方法はダメなのかな?
なにか色んな影響がでているのでしょうか。
一旦通常のトランスに変更して、再度実験してみます。
ダメならチューナーを作ってしまおうかな。
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