TWAYRDIO Model:DC143
- 2022/06/09
- 16:21
先日ツイッターのタイムラインに面白そうなアンテナが流れてきました。
433MHz、144MHzのアンテナですが、1200も乗るとの事。
非常にコンパクトです。面白そうだったのでアマゾンで買ってみました。

中国のTWAYRDIOというメーカーのようです。
品番はDC143と書かれていました。

サイズ的に433MHz帯のマグネチックループのようです。
このアンテナで144MHzに出られるとはどういう事なんだろう?
とりあえずアナライザーで測定してみました。

先ずは433MHz帯、問題なさそうです。

144MHz帯はSWR8を超えています。

ハンディー機を手で持った状態(人体アース)を再現する為にアナライザーを手で握ってSWR3.8

1200MHzは4.1
う~んチョット厳しいですね。
そもそもマグネチックループは帯域が狭いし、433MHzのMLAに144が乗るとは思えんし。(マグネチックループと決まったわけではありませんが)
製造品質の問題かな?
数日ほったらかしていたのですが、改めて電界強度計で測定してみたところ、とんでもない結果が出ました。
433MHzはDJ-G7の付属ホイップとあまり差は感じられませんでしたが、144MHzについてはループアンテナの方が格段に強いです。
映像ではチョット見にくいかもしれませんが、付属ホイップだと電界強度計の針は10μA程度ですが、ループアンテナはフルスケールの50μAまで振っています。
SWRがかなり悪いのにこの輻射の強さは何だろうかと悩んでしまいます。
と、ツイッターで呟いたところ、駆体から流れた電波が人体から輻射されるので放射面積が増える為ではないかとのお話しをいただきました。
そういう事もあり得るな~とは思いましたが、それにしても付属ホイップの5倍近くの値を示しているのは感覚的にどうも納得がいきませんでした。

少し日を措いて屋外で144MHz帯を再計測してみました。

SWR7.2

アナライザーを握ってみるとSWR3.9
よく考えてみたら、ハンディー機の付属ホイップもいい加減なもので、DJ-G7のアンテナの場合144MHz帯は手で握ってSWR4.5程度なのでこの程度であれば実用範囲なのかもしれません(壊れないという意味で)
とりあえず、1200と430MHzはレピーターにアクセステストをしてみました。
430MHzに関してはSRH771と比較してみましたが、大きな差は感じられませんでした。
1200MHzはDJ-G7付属アンテナとの比較ですが、こちらもあまり差は感じられませんでした。
ただ、このループアンテナ、1200は真上から電波が出るんですよね。
144MHz帯もレピーターがあればすぐにテスト出来ますが、無いのでどうしようか考えていたら、APRSがあるじゃんという事で自宅の庭からAPRSビーコンを発射してみました。

私の家は山間部なのでかなり利得のあるアンテナを使わないとAPRS iGATEまで届きません。
TH-D74にSRH771を装着。よく飛ぶようにラジアルも付けて、庭に出て5Wで送信してみましたが、やはり全く届きませんでした。
今回のループアンテナに替えたところ、一発で拾われました。
パワーを下げていってどこまで拾われるか確認したところ2段階下げて0.5Wでも届きました(ビックリ)
ビーコン送出時、ハンディー機を手に持って送信していたので、念のため木からぶら下げてテストもしてみましたが、結果は同じく0.5Wで届きました。
自宅の中に入って送信してみたところ、2Wで届きました。
もしかしたら、とんでもなく良く飛ぶアンテナなんでしょうか?
ただ、手に持たない状態でのSWRが高すぎるので、そこだけ心配です。リグを壊さないか。
という事でラジアルを付けてみる実験をしてみました。
どの程度の長さのラジアルを付ければいいのか、144MHz帯がどういう原理で動作しているか不明なので全く判りません。
とりあえず60cmに切り出した電線を装着するとSWR3程度でしたので、徐々に切り詰めていくと共振点は近づいてきましたが、全体にSWRが上がってしまい、4を超えました。
アナライザーに手を触れるとSWRが下がるので、アースが足りていないのでしょう。
という事で一からやり直し、今度は70cmの電線を付けて徐々に切り詰めていくと約60cmでSWR3を切る事ができました。
これ以上カットすると先ほどと同じことになるので、ここで終了。

SWR3を切る事ができましたが、アナライザーに手を触れるとSWRは1.7程度まで落ちますので、まだアースが足りていないのかもしれません。
この状態で電界強度計を使ってテストをしたところ、ラジアル無しよりさらに電波は強く輻射されています。
また、ラジアル方向は特に強くなっていました。
とりあえずこの数値(SWR2.7)であればリグを壊すことも無いと思うので、今度山に行く際にAPRSを垂れ流してテスト運用してみようと思います。
433MHz、144MHzのアンテナですが、1200も乗るとの事。
非常にコンパクトです。面白そうだったのでアマゾンで買ってみました。

中国のTWAYRDIOというメーカーのようです。
品番はDC143と書かれていました。

サイズ的に433MHz帯のマグネチックループのようです。
このアンテナで144MHzに出られるとはどういう事なんだろう?
とりあえずアナライザーで測定してみました。

先ずは433MHz帯、問題なさそうです。

144MHz帯はSWR8を超えています。

ハンディー機を手で持った状態(人体アース)を再現する為にアナライザーを手で握ってSWR3.8

1200MHzは4.1
う~んチョット厳しいですね。
そもそもマグネチックループは帯域が狭いし、433MHzのMLAに144が乗るとは思えんし。(マグネチックループと決まったわけではありませんが)
製造品質の問題かな?
数日ほったらかしていたのですが、改めて電界強度計で測定してみたところ、とんでもない結果が出ました。
433MHzはDJ-G7の付属ホイップとあまり差は感じられませんでしたが、144MHzについてはループアンテナの方が格段に強いです。
映像ではチョット見にくいかもしれませんが、付属ホイップだと電界強度計の針は10μA程度ですが、ループアンテナはフルスケールの50μAまで振っています。
SWRがかなり悪いのにこの輻射の強さは何だろうかと悩んでしまいます。
と、ツイッターで呟いたところ、駆体から流れた電波が人体から輻射されるので放射面積が増える為ではないかとのお話しをいただきました。
そういう事もあり得るな~とは思いましたが、それにしても付属ホイップの5倍近くの値を示しているのは感覚的にどうも納得がいきませんでした。

少し日を措いて屋外で144MHz帯を再計測してみました。

SWR7.2

アナライザーを握ってみるとSWR3.9
よく考えてみたら、ハンディー機の付属ホイップもいい加減なもので、DJ-G7のアンテナの場合144MHz帯は手で握ってSWR4.5程度なのでこの程度であれば実用範囲なのかもしれません(壊れないという意味で)
とりあえず、1200と430MHzはレピーターにアクセステストをしてみました。
430MHzに関してはSRH771と比較してみましたが、大きな差は感じられませんでした。
1200MHzはDJ-G7付属アンテナとの比較ですが、こちらもあまり差は感じられませんでした。
ただ、このループアンテナ、1200は真上から電波が出るんですよね。
144MHz帯もレピーターがあればすぐにテスト出来ますが、無いのでどうしようか考えていたら、APRSがあるじゃんという事で自宅の庭からAPRSビーコンを発射してみました。

私の家は山間部なのでかなり利得のあるアンテナを使わないとAPRS iGATEまで届きません。
TH-D74にSRH771を装着。よく飛ぶようにラジアルも付けて、庭に出て5Wで送信してみましたが、やはり全く届きませんでした。
今回のループアンテナに替えたところ、一発で拾われました。
パワーを下げていってどこまで拾われるか確認したところ2段階下げて0.5Wでも届きました(ビックリ)
ビーコン送出時、ハンディー機を手に持って送信していたので、念のため木からぶら下げてテストもしてみましたが、結果は同じく0.5Wで届きました。
自宅の中に入って送信してみたところ、2Wで届きました。
もしかしたら、とんでもなく良く飛ぶアンテナなんでしょうか?
ただ、手に持たない状態でのSWRが高すぎるので、そこだけ心配です。リグを壊さないか。
という事でラジアルを付けてみる実験をしてみました。
どの程度の長さのラジアルを付ければいいのか、144MHz帯がどういう原理で動作しているか不明なので全く判りません。
とりあえず60cmに切り出した電線を装着するとSWR3程度でしたので、徐々に切り詰めていくと共振点は近づいてきましたが、全体にSWRが上がってしまい、4を超えました。
アナライザーに手を触れるとSWRが下がるので、アースが足りていないのでしょう。
という事で一からやり直し、今度は70cmの電線を付けて徐々に切り詰めていくと約60cmでSWR3を切る事ができました。
これ以上カットすると先ほどと同じことになるので、ここで終了。

SWR3を切る事ができましたが、アナライザーに手を触れるとSWRは1.7程度まで落ちますので、まだアースが足りていないのかもしれません。
この状態で電界強度計を使ってテストをしたところ、ラジアル無しよりさらに電波は強く輻射されています。
また、ラジアル方向は特に強くなっていました。
とりあえずこの数値(SWR2.7)であればリグを壊すことも無いと思うので、今度山に行く際にAPRSを垂れ流してテスト運用してみようと思います。
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