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バーチカルアンテナ(バンド切替)制作

VCHアンテナを試行錯誤する中で、14MHzがかなり性能がいいような印象をもっています。
通常のVCHアンテナの給電点を1.2mまで上げ、グランド側エレメントを半分にして左右に引き下ろしています。(過去記事
ラジアルがおよそ1/8λと短いですが、GPアンテナのような動作をしているのかな?と思っています。
この形でコイルを使わないでギボシ接続で各バンドに出られる垂直系アンテナができないかと考えています。
ラジアルを1/8λとして各バンドをMMANAでシュミレーションしたところ垂直エレメントを1/4λの1.24倍にすると14MHzVCHと良く似た結果となりました。

ちょうど5.4m(実測5.3m)の釣竿を新たに入手したのでギボシ接続のバーチカルアンテナを作ってみました。
コンセプトとしてはあくまで山頂でフルサイズDPを張れない時の予備アンテナなので、ある程度の性能が出ればいいといういい加減な考えを基本としています。
また、通常のGPと違い直接給電ではSWRが下がりきらないので電圧給電用のカプラーを使用します。

まず、エレメントとラジアルの長さを決める為に計算。

変則GP/エレメント長

28MHzはラジアル無しでEFHWにできるため、1/2λに短縮率0.96として5.1mとしました。(これを基準にしました。)
24MHz~18MHzは元々の考え通り垂直エレメントは1/4λの1.24倍、ラジアルは1/8λとしました。
14MHzは1.24倍の6.6mは釣竿が足りないので28MHz、18MHzと同じ5.1mとしました。(これは1/4λ×0.96になります。)
なので、普通にラジアルを2本の場合と1本の場合をシュミレーションした結果5.2m1本としました。(ダイポールのホット側エレメントを垂直に上げ、コールド側エレメントを斜めに引き下ろした状態に近い)
ついでに50MHzもどこか同調する組み合わせは無いかなと探っていると、21MHzの組み合わせでそのままSWR1.0、インピーダンス50Ωになりました。後でMMANAでシュミレーションすると打ち上げ角は高くなりますが、ゲインもあって使えるかも知れません。

とりあえず作ってみましたが、いろいろと用事があってテストはできていません。
次回移動運用時にテストしてみたいと思います。

変則GP/調整中
調整中。朝からカンカン照りで汗だくです。

変則GP/ギボシ
ギボシ接続部はこれまでプラしチック板を加工していましたが、面倒なので百均で買ってきたキーフォルダーを使いました。

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かつお

Author:かつお
3.11震災を機にアマチュア無線を始めました。
私立文系出身、事務方サラリーマンなので理屈は分からないですが、「とりあえずやってみる」であれこれ実験して遊んでます。

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