今日から3連休なので遠出しようと思っていましたが、明日以降天気があまり良く無さそうなので中止。
近所の丈山北峰(SOTA JA/HG-057)へ行こうと思って出発。
前回停めさせていただいた駐車場へ着くと看板に無断駐車禁止との文言が・・・
まだ夜も明けていない時間帯なので許可を得る事も出来ないので今日は諦め。
仕方ないので近くの別の山に行くことにしました。
天上畑三角点(SOTA JA/HG-063)です。
以前からこの山の名前が気になっていたのですが三国ヶ嶽が正解のようです。詳細は後半に記載します。

山の名前を調べている際に、山の麓にある 比僧山 感応寺 というお寺の事を調べていました。
昔、このお寺は三国ヶ嶽の山頂の龍神池の側に立っていたそうです。戦国時代に明智光秀の焼き討ちに遭い、後に現在の場所に再建されたとの事。
この感応寺から少し離れたところに旧感応寺跡、龍神池への登山口がありました。
今回はここから登りました。
登り1時間半、下り1時間10分でした。

すっかり夜が明けてしまい、6時頃登山口前に到着。
軽自動車なので何とか停められました。車長の長い車だと無理だと思いますが、ここから数十メートル南に行ったところに路肩に置けるスペースが有ります。

登山口の看板。

まずは林道を進みます。

林道の突き当りです。
このまま真っすぐ突き進みましたが、関電の保線路が手前から伸びていたようです。

暫く進むと関電の道発見。

細い沢沿いに登って行きます。(ブレブレですみません)

炭焼き窯の跡と思われる物がありました。

何ヵ所か巨岩があって、楽しませてくれました。

ひたすら急勾配の関電路を登ります。

1時間かかってようやく尾根に出ました。汗ダク

ここから先は快適な尾根道が続きます。

山頂手前で龍神池の跡らしき物を発見。

上流側に水が湧いていたと思われる石組みがありました。
今は流れていませんでしたが、周囲全体から水がにじみ出していました。
下流側にはチョロチョロと水が流れ出ていました。
辺りを少し散策してみましたが、池の向こう側に少し平坦になった場所はありましたが、寺院跡らしき痕跡は見つけられませんでした。
ここから先は道はありません。
赤テープと境界杭を参考にしながら上を目指します。

山頂へ到着。

天上畑三角点です。

この山の山頂はかなり木々が生い茂っているので、いつもはVCHアンテナを使っていますが、今日は別の山へ行く予定をしていたのでフルサイズダイポールしかありません。
何とか樹木の間に7MHz~28MHzのギボシダイポールを展開。
8m程の高さの木の枝からぶら下げました。
8時頃から運用開始。
14MHzに出たところ、国内がよく開けていたようで特に1エリアが強かったです。
その後18MHz、21MHzと運用し、DXも少々。
山頂に着いた時、汗ダクでしたが風が強く気温10度程だったので体を冷やさないようにレインウェアを着こんでいましたが、どんどん寒くなって、これはタマランと薄手のダウンジャケットを引っ張り出して着込みました。
手も悴んで打鍵ミスだらけ(^^;
7MHzを覗いてみたらコンディションが良さそうだったので、久しぶりにSSBに出てみました(ガタガタ震えてパドルが打てないので)
各局から結構いいレポートを頂けました。
大声を出していたら体も温まってきたので再度CWへ。
しばらく遊んでいましたが、やはり風が強いのが辛いので10時過ぎに運用終了。

11時頃に撤収しました。

山頂の側に天狗岩なるものがあるとの情報があったので、撤収後に見に行きましたが、これかな~?
よく判りません。
下りも関電路は急勾配の階段なので要注意。

下山後、感応寺に寄り道。

本堂へ続く階段です。

比僧山と書かれています。
〈本日の運用結果〉
7MHz 29局(JAのみ(S2S:1))
14MHz 10局(JAのみ(S2S:2))
18Mhz 4局(北米:2、台湾:1、ロシア:1)
21MHz 4局(JA:1(S2S)、北米:2、ニュージーランド:1
24MHz 1局(台湾)
Equipment
Rig : KX2(5W)
Ant : Inverted V DP
(SOTA JA/HG-063天上畑三角点の山名について)本日運用した、兵庫県丹波篠山市と三田市の境界にある天上畑三角点(SOTA JA/HG-063)、これまで山名がイマイチよく判りませんでした。
ヤマレコ等のサイトを見ると三國ヶ嶽や三国ヶ岳と記載されていますが、一部サイトには昔は比僧山と呼ばれていたと記載されているので、どっちが正解か?

山頂には三国ガ嶽、三国ヶ嶽と記載されています
ところが実はここから北東に直線距離2.3km離れた場所に三国ヶ岳という山があります。

もしかしたら、誰かが間違えて山頂に三國ヶ嶽の看板を設置した為、みんな三國ヶ嶽だと思い込んだのかな?
等と考えていましたが、先日改めて調べていたら、天上畑三角点のある山の麓に「比僧山 感応寺」というお寺がある事に気づきました。


本堂に「比僧山」の文字があります。(写真は感応寺ホームページより)
通常お寺の山号は実際に立っている山の名前を使用する事が多いようなので、比僧山が正解なのかもと思いました。・・・・が、
感応寺のホームページを見ると、
「当寺は真言宗に属し京都嵯峨大覚寺派の直末として、兵庫県三田にある三国ヶ嶽のふもとにございます。」
と記載されています。
さらに読み進めると
「比僧山の中腹から山頂にかけて本堂の観音堂があり、杉や檜の樹林の中に急な勾配に設えられた自然石の苔むした石段は日の光をさえ遮られ、真夏でも肌寒い程です。」
と比僧山の記載が出てきたので少々悩みましたが、ここで書かれている比僧山とは感応寺の事を指していると思われ、山頂とは本堂のある境内の一番上を指しているようです。
(天上畑三角点のある山頂までは道はありません)
ネットの記事で「昔は比僧山と呼ばれていた」という話は、元々創建当時は山頂に「比僧山 感応寺」があったためそのように呼ばれていたという事のような気がします。
戦国時代に明智光秀による焼き討ちに遭いその後現在の場所に再建され、今は感応寺自体も三国ヶ嶽と呼んでいるので三国ヶ嶽が正解のようです。
今日は感応寺に立ち寄った際にお寺の方に少しお話が聞けたらと思っていましたが、人気が全く無く、わざわざ庫裏の中までお声がけするのも気が引けたので止めておきました。
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