簡易SWR計の検討(その2)
- 2023/01/18
- 21:19
先日実験していた簡易SWR計ですが、パワーが入れられなかったので、もう少し高い電力に耐えられる可変抵抗は無いものかとさがしていたところ、ホーローボリュームなる物が有る事が判りました。

結構なお値段でしたが、100Ω10Wの物を取り寄せてみました。
測定すると0~97Ωでした。
これならSWR1.0(50Ω)の前後を可変してテストできそうと思い、実際にテストしてみましたが、SWRが全く下がりません。
おかしいなと思って可変抵抗をよく見ると巻線抵抗になっているようです。コイルになっているのでL成分が大きすぎてダメみたいです。
残念。
とりあえず、手持ちのボリュームでも瞬間的にパワーを入れるだけなら大丈夫だろうという事で先に進む事にしました。
もう一つトロイダルコアですが、前回の回路で指定されていたFT23-43材を取り寄せてみました。

あまりの小ささにビビりました。
これに24回も巻けるエナメル線はかなり細くないといけません。
とりあえず0.25mmのエナメル線を巻いてみましたが、22巻が限界でした。
仕方がないので手持ちで一番細い0.2mmを出してきましたが、髪の毛みたいな細い線はなかなか上手く巻けません。
なんとか24回巻いてブレッドボードに刺したら直ぐに抜けるし・・・・。
仕方ないので足の部分にハンダもりもりで太くして対応。

左FT37-43、右FT23-43
FT-23-42材を使って先日と同じ回路の実験をしましたが、どうも上手く動作しません。
24巻では不足の様です。
細い線をもう一度巻きなおすのは心が折れそうだったのでFT23-43材は諦めて別の回路をテストすることにしました。
先日と同じJA1XRW局のこちらのページの最初に出てくる回路です。

7MHz以外はどうも上手く動作しません。抵抗値を変えて見たり、コンデンサの容量を変えてみたり・・・。
それと赤LEDの光方が最小になるのは必ずしもSWR1.0ではありません。周波数によって違いはありますが、7MHzの場合SWR1.2程度で最小になってしまいます。
通常の運用なら1.2なら問題無いと思われる方も多いと思いますがQRP運用なので、できるだけロスは少なくしたいのです。
(周波数が上がるともっと酷くて14MHzではSWR6程度で最小になってしまいます)
ロスと言えば、この回路を仕込むとパワーが多少喰われます。
5Wで送信しているにも関わらず、この回路を挿入すると4.4W程度になってしまいます。
国内運用であれば大した問題では有りませんが、SOTA運用で海外のQRP局とS2S(Summit To Summit)を狙おうとすると少しの差が厳しいです。
この手の回路はリグのパワーによってLEDのひかり方が変わりますし、周波数による影響も大きいみたいです。
必ずしもSWR1.0が計測できるわけでは無いですし。
やはり普段使っているLEDマッチの回路が一番信頼できそうです。
この回路の場合、切替スイッチがあるのでアンテナ調整後にスイッチを戻し忘れる事が多いので、スイッチの無い通過型の物がいいなと思っていたのですが仕方ありません。
今後はこれを小型化する方向で検討したいと思います。

結構なお値段でしたが、100Ω10Wの物を取り寄せてみました。
測定すると0~97Ωでした。
これならSWR1.0(50Ω)の前後を可変してテストできそうと思い、実際にテストしてみましたが、SWRが全く下がりません。
おかしいなと思って可変抵抗をよく見ると巻線抵抗になっているようです。コイルになっているのでL成分が大きすぎてダメみたいです。
残念。
とりあえず、手持ちのボリュームでも瞬間的にパワーを入れるだけなら大丈夫だろうという事で先に進む事にしました。
もう一つトロイダルコアですが、前回の回路で指定されていたFT23-43材を取り寄せてみました。

あまりの小ささにビビりました。
これに24回も巻けるエナメル線はかなり細くないといけません。
とりあえず0.25mmのエナメル線を巻いてみましたが、22巻が限界でした。
仕方がないので手持ちで一番細い0.2mmを出してきましたが、髪の毛みたいな細い線はなかなか上手く巻けません。
なんとか24回巻いてブレッドボードに刺したら直ぐに抜けるし・・・・。
仕方ないので足の部分にハンダもりもりで太くして対応。

左FT37-43、右FT23-43
FT-23-42材を使って先日と同じ回路の実験をしましたが、どうも上手く動作しません。
24巻では不足の様です。
細い線をもう一度巻きなおすのは心が折れそうだったのでFT23-43材は諦めて別の回路をテストすることにしました。
先日と同じJA1XRW局のこちらのページの最初に出てくる回路です。

7MHz以外はどうも上手く動作しません。抵抗値を変えて見たり、コンデンサの容量を変えてみたり・・・。
それと赤LEDの光方が最小になるのは必ずしもSWR1.0ではありません。周波数によって違いはありますが、7MHzの場合SWR1.2程度で最小になってしまいます。
通常の運用なら1.2なら問題無いと思われる方も多いと思いますがQRP運用なので、できるだけロスは少なくしたいのです。
(周波数が上がるともっと酷くて14MHzではSWR6程度で最小になってしまいます)
ロスと言えば、この回路を仕込むとパワーが多少喰われます。
5Wで送信しているにも関わらず、この回路を挿入すると4.4W程度になってしまいます。
国内運用であれば大した問題では有りませんが、SOTA運用で海外のQRP局とS2S(Summit To Summit)を狙おうとすると少しの差が厳しいです。
この手の回路はリグのパワーによってLEDのひかり方が変わりますし、周波数による影響も大きいみたいです。
必ずしもSWR1.0が計測できるわけでは無いですし。
やはり普段使っているLEDマッチの回路が一番信頼できそうです。
この回路の場合、切替スイッチがあるのでアンテナ調整後にスイッチを戻し忘れる事が多いので、スイッチの無い通過型の物がいいなと思っていたのですが仕方ありません。
今後はこれを小型化する方向で検討したいと思います。
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