簡易SWR計の検討(その4)
- 2023/02/01
- 09:32
先日から試行錯誤している簡易SWR計(LED表示)ですが、SWR1.0でLED全消灯、1.1で一つ点灯、さらに上がると二つ目が点灯という感じの物を作りたいのですが、1W程度のパワーだと大丈夫ですが5Wまで上げると上手くいきません。
コイルの巻き数を変えてみたり、抵抗値を変えて見たりしましたが、イマイチです。
そうこうしているとアメリカに発注していたTinySWRの基板が到着しました。

判ってはいましたが、かなり小さいです。
3枚で2.4$(送料無料) 2週間程で到着しました。

とりあえず組み立ててみました。
といっても指定部品が製造中止になっている物がいくつかあるので適当に選んだ部品を使用。

アンテナ代わりの疑似負荷として可変抵抗を使っていましたが、リグ出力1W程度までしか耐えられないので、実験用の疑似負荷も作りました。
SWR1.0、1.1、1.2、1.5、2.0、・・・・色々

早速実験してみました。
黄色のLEDは進行波を見ており、SWRが低いと良く光ります。
赤色LEDはSWRの値に応じて光ります。
ポテンショメーターを上手く調整してやるとSWR1.0で全消灯、1.1で一つ目の赤LEDが光り出し、値が上がるのに応じて明るくなります。SWR1.5で二つ目のLEDが光り出します。
三つ目のLEDはSWR10.1でも光りませんでした。
手に入らなかったダイオードの代わりに、適当に選んだ物が良くなかったのだと思います。
真面目に代替品を探すしかなさそうです。
それとこれまでの実験と同じですが、周波数依存があり、高い周波数では全体的に光度が落ちます。
特に18MHz以上になると顕著です。今回の目的であるSW-3B用としては問題なさそうです。
もう一つ、今回はリグ出力5Wで実験していましたが、この状態で2W程度にパワーを落とすとLEDは殆んど光らないので、使用するパワーに合わせてキャリブレーションする必要があります。
このTinySWRに関しては高調波を増幅するとの話があります。
特に黄色LEDを光らせる為に進行波をピックアップしていますが、これが一番大きな原因のようです。
黄色LEDは無くても問題無いので撤去してしまうのが良いかも。
高調波の問題に関してある程度解消したものとしてBrinkySWRという物が有りますが在庫切れです。(再販があるのか不明)
TinySWRに関する情報はしてはGitHubにあります。
基板購入はOSH Parkから。
〈2023/2/3追記〉
発注していたダイオードが届いたので付け替えて再テストしてみました。
赤色LEDの三つ目はSWR1.5で微かに光り出しました。
写真では判りにくいですが一応。

SWR1.0
赤色LEDは全消灯

SWR1.1
右端の赤色LEDが微かに光り出します。

SWR1.3
右端の赤色LEDが徐々に明るくなってきますが、他の赤色LEDはまだ点きません。

SWR1.5
真ん中の赤色LEDが光り出します。左の赤色LEDも微かに光っています。

SWR2.0
全ての赤色LEDが光っています。
左端のLEDがもう少しSWR悪化した状態で光ってくれるといいのですが、今回使用したダイオードも指定電圧のものではなかったので、もしかしたらもう少し上手くできるのかもしれません。
一応使用した材料を列記しておきます。

なるべく指定部品を使いたかったので、あちこち検索しているとDig-iKeyで扱っている物があったので、主にマルツで購入しました。
海外からの取り寄せになるので時間が掛かります。
LEDについては1.8Vの物が指定されています。秋月の物が良さそうです。
D1はチップLEDです。
D2は指定電圧3.3Vですが、たまたま秋月で他の買い物があったため、秋月にある物(3.6V)を使用しました。指定の物の方がLEDの表示も良いのかもしれません。
D3については指定部品はBAT46ですが、メーカー在庫が無く、今後の製造予定も立っていないようなので、同メーカーの似たような物にしました。
コイルの巻き数を変えてみたり、抵抗値を変えて見たりしましたが、イマイチです。
そうこうしているとアメリカに発注していたTinySWRの基板が到着しました。

判ってはいましたが、かなり小さいです。
3枚で2.4$(送料無料) 2週間程で到着しました。

とりあえず組み立ててみました。
といっても指定部品が製造中止になっている物がいくつかあるので適当に選んだ部品を使用。

アンテナ代わりの疑似負荷として可変抵抗を使っていましたが、リグ出力1W程度までしか耐えられないので、実験用の疑似負荷も作りました。
SWR1.0、1.1、1.2、1.5、2.0、・・・・色々

早速実験してみました。
黄色のLEDは進行波を見ており、SWRが低いと良く光ります。
赤色LEDはSWRの値に応じて光ります。
ポテンショメーターを上手く調整してやるとSWR1.0で全消灯、1.1で一つ目の赤LEDが光り出し、値が上がるのに応じて明るくなります。SWR1.5で二つ目のLEDが光り出します。
三つ目のLEDはSWR10.1でも光りませんでした。
手に入らなかったダイオードの代わりに、適当に選んだ物が良くなかったのだと思います。
真面目に代替品を探すしかなさそうです。
それとこれまでの実験と同じですが、周波数依存があり、高い周波数では全体的に光度が落ちます。
特に18MHz以上になると顕著です。今回の目的であるSW-3B用としては問題なさそうです。
もう一つ、今回はリグ出力5Wで実験していましたが、この状態で2W程度にパワーを落とすとLEDは殆んど光らないので、使用するパワーに合わせてキャリブレーションする必要があります。
このTinySWRに関しては高調波を増幅するとの話があります。
特に黄色LEDを光らせる為に進行波をピックアップしていますが、これが一番大きな原因のようです。
黄色LEDは無くても問題無いので撤去してしまうのが良いかも。
高調波の問題に関してある程度解消したものとしてBrinkySWRという物が有りますが在庫切れです。(再販があるのか不明)
TinySWRに関する情報はしてはGitHubにあります。
基板購入はOSH Parkから。
〈2023/2/3追記〉
発注していたダイオードが届いたので付け替えて再テストしてみました。
赤色LEDの三つ目はSWR1.5で微かに光り出しました。
写真では判りにくいですが一応。

SWR1.0
赤色LEDは全消灯

SWR1.1
右端の赤色LEDが微かに光り出します。

SWR1.3
右端の赤色LEDが徐々に明るくなってきますが、他の赤色LEDはまだ点きません。

SWR1.5
真ん中の赤色LEDが光り出します。左の赤色LEDも微かに光っています。

SWR2.0
全ての赤色LEDが光っています。
左端のLEDがもう少しSWR悪化した状態で光ってくれるといいのですが、今回使用したダイオードも指定電圧のものではなかったので、もしかしたらもう少し上手くできるのかもしれません。
一応使用した材料を列記しておきます。

なるべく指定部品を使いたかったので、あちこち検索しているとDig-iKeyで扱っている物があったので、主にマルツで購入しました。
海外からの取り寄せになるので時間が掛かります。
LEDについては1.8Vの物が指定されています。秋月の物が良さそうです。
D1はチップLEDです。
D2は指定電圧3.3Vですが、たまたま秋月で他の買い物があったため、秋月にある物(3.6V)を使用しました。指定の物の方がLEDの表示も良いのかもしれません。
D3については指定部品はBAT46ですが、メーカー在庫が無く、今後の製造予定も立っていないようなので、同メーカーの似たような物にしました。
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