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簡易SWR計の検討(その5)

先日から実験しているTinySWRですが、挿入したまま送信するとスプリアスが出るとの話があって気になったので測定してみました。

TinySWR測定/OSA103
RigはIC-705、OSA103miniで測定。

TinySWR測定/未挿入
これはTinySWRを挿入していない素のままの測定結果です。
基本波に対して第3高調波がマイナス60.19dBです。
5Wで送信していましたので4.786μW(スプリアス規定では50μW以下)

TinySWR測定/挿入
続いてTinySWRを挿入して測定。
基本波から56.48dbと3.7dB程悪化しています。
今回はリグがIC-705だったので、これでも規定内には十分収まっていますが、元々ギリギリのリグの場合は超えてしまう可能性がありますね。

スプリアスの大きな要因として進行波をピックアップして見ている黄色LEDが上げられていたので撤去して再測定することにしました。
TinySWR測定/黄色撤去
撤去後、念のためにSWR測定は問題なく出来るか確認したところ、トリマーでの微調整で問題無く測定できています。

TinySWR測定/LED撤去
黄色LED撤去後のスプリアスです。
基本波に対して第3高調波がマイナス59.44dBまで回復しました。
TinySWRを挿入しない場合と比較して0.75dBの差です。
これならあまり心配は無さそうです。
黄色LEDについてはSWRが低ければ良く光り、高ければあまり光らないだけで、無くても問題無いので赤LEDだけで良さそうです。
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プロフィール

かつお

Author:かつお
3.11震災を機にアマチュア無線を始めました。
私立文系出身、事務方サラリーマンなので理屈は分からないですが、「とりあえずやってみる」であれこれ実験して遊んでます。

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