Pocke VDP
- 2023/02/12
- 19:49
先日AKCメンバーのJA6IRK局から、現在開発しているVDPを試用してもらえないかとのお話をいただきました。
エレメントは片側1.5mで90°のV型です。
50MHzはそのまま、HFは各バンド毎にセンターコイルを入れ替える形になります。
詳細はJA6IRK局の日記でご確認ください。
お話を伺って真っ先に思い浮かんだのはRadixのRD-S106です。(ポニョのアンテナ)
SOTA運用を始めた頃、何度かRD-S106を使っていましたが、結構かさばるので、あまり使わなくなってしまいました。
JA6IRK局から好みのバンド用のコイルをセットして送りますとの事でしたので、SW-3B用にと思い、7、10、14MHzのコイルをお願いしました。

荷物が届いた時、A4サイズの薄っぺらい箱に入っていたのでビックリしました。
開けてみたら一式入っています。
なんてコンパクトなんでしょうか。
アルミパイプのエレメントを2本継し、その先にセンターコイル、ロッドエレメントとなります。
コネクタがBNCを使っているのがいいですね。判ってらっしゃる。

RD-S106との比較
重さを計ってみたら
給電部とエレメントのみで約340g
7、10、14MHzのコイルも合わせると約540gでした。
山へ担ぎ上げをしたり、徒歩移動などでは軽量コンパクトなのは重宝しそうです。

到着した日は雨だったので、部屋の中で組み立ててみました。
この状態でロッドアンテナを調整してSWRを落とす練習。
何度かやってみると、コツが解ってきました
SWR1.1程度までは落とせますが、それ以下にするのは無理そうです。但し、それでもリグのSWR計では1.0なので実質問題は無いと思います。

組立の際、気になったのが2点。
一つ目はマストクランプの固定方法です。
プラスドライバーが必要になります。それほど強く締める必要は無いのですが、手で絞めるのはチョット厳しいです。
ここが蝶ネジやローレットボルトならいいんですが、こんなに長い蝶ネジやローレットネジは見た事がありません。
普通のボルトに変更しましょうかね。
今回はドライバーを忘れるといけないので、三脚用ポールに固定した状態でザックに入れました。
二つ目は三脚です。スマホ用の華奢な物では少し無理があると思います。それなりの三脚を持って行くと、これは重量増です。
という事で実際に二日間試用してみました。
2023/2/11三嶽運用
2023/2/12小和田山運用

最初エレメントの長さを調整する為にロッドアンテナの先端を出し入れしていましたが、これだとイチイチ三脚を低くして調整して、また上げるという動作が必要でめんどくさ過ぎます。
ロッドアンテナの根元で調整すればなんとか背が届くので楽にできました。(考えたらわかるやろって?)

ロッドアンテナの最下段で調整。
それと2/11の運用時にはSWR調整の際、コンパクトなアナライザーを使用していましたが、2/12はアナライザーを使わずにリグのSWR計だけで調整しました。
CWでキャリアを出してSWRが高ければ少しエレメントを縮めて、またキャリアを出して確認という感じです。
何度かやっているとおおよその位置が判ってくるので結構簡単に調整できると思います。
アナライザー不要であれば荷物も減らせますしね。
ただ、設置環境によってSWRが下がり切らない事もあるようです。2/11運用は周囲の開けた山頂でしたが、2/12の運用場所は林の中で、どうしてもエレメント近くに木が有る環境でした。
SWRの下がり切らなかったアンテナをアナライザーで測定してみたらSWR1.2程度でしたので問題無しとして運用しましたが、可能であれば周囲の物から少し離した方がいいのでしょうね。
運用の方ですが、両日ともCW 5Wで7MHz、10MHz、14MHzの運用をしました。
初日は14MHz、10MHzはそこそこ飛んでいるなと思いましたが、7MHzは飛びがイマイチでチョット厳しいかもという印象。
二日目は7MHzも結構良かったです。RSTも送るレポートよりも貰うレポートの方が良いケースが結構ありました。
コンディションの違いでしょうね。
今回は7、10、14MHzだけの運用でしたが、国内交信であればそれなりに交信できますので結構使えるなという印象です。
(良いというのはモビホ等と比較して良いかなという感じです)
ハイバンドであれば状況もまた違った感じになるのでしょうね。DX交信できるかな?(JA6IRK局はFT8で南米とも交信出来ているそうです)
運用中に感じた事として、7MHzSSBでCQを出している局を聞いていた際、弱い局だとアンテナの指向性を感じることがありました。
サイドに向けると全く聞こえなくなります。
事前にMMANAでシュミレーションしていたのですが、超短縮Vダイポールなので放射パターンは饅頭みたいな感じだろうとおもっていたのですが、サイドが切れるのは意外でした。
それと、お手軽運用でRHM8Bとかを使うと、カウンターポイズで苦労することが多いですが、こちらはダイポールなのでその心配が無いのがいいですね。
全バンドに出ようとすると、コイルを全て持って行くことになるので、バンドを絞って運用するのが良さそうです。
また、新たな頒布品が出てくるのは楽しみですね。
JA6IRK局へ
貴重な機会を頂きありがとうございました。
エレメントは片側1.5mで90°のV型です。
50MHzはそのまま、HFは各バンド毎にセンターコイルを入れ替える形になります。
詳細はJA6IRK局の日記でご確認ください。
お話を伺って真っ先に思い浮かんだのはRadixのRD-S106です。(ポニョのアンテナ)
SOTA運用を始めた頃、何度かRD-S106を使っていましたが、結構かさばるので、あまり使わなくなってしまいました。
JA6IRK局から好みのバンド用のコイルをセットして送りますとの事でしたので、SW-3B用にと思い、7、10、14MHzのコイルをお願いしました。

荷物が届いた時、A4サイズの薄っぺらい箱に入っていたのでビックリしました。
開けてみたら一式入っています。
なんてコンパクトなんでしょうか。
アルミパイプのエレメントを2本継し、その先にセンターコイル、ロッドエレメントとなります。
コネクタがBNCを使っているのがいいですね。判ってらっしゃる。

RD-S106との比較
重さを計ってみたら
給電部とエレメントのみで約340g
7、10、14MHzのコイルも合わせると約540gでした。
山へ担ぎ上げをしたり、徒歩移動などでは軽量コンパクトなのは重宝しそうです。

到着した日は雨だったので、部屋の中で組み立ててみました。
この状態でロッドアンテナを調整してSWRを落とす練習。
何度かやってみると、コツが解ってきました
SWR1.1程度までは落とせますが、それ以下にするのは無理そうです。但し、それでもリグのSWR計では1.0なので実質問題は無いと思います。

組立の際、気になったのが2点。
一つ目はマストクランプの固定方法です。
プラスドライバーが必要になります。それほど強く締める必要は無いのですが、手で絞めるのはチョット厳しいです。
ここが蝶ネジやローレットボルトならいいんですが、こんなに長い蝶ネジやローレットネジは見た事がありません。
普通のボルトに変更しましょうかね。
今回はドライバーを忘れるといけないので、三脚用ポールに固定した状態でザックに入れました。
二つ目は三脚です。スマホ用の華奢な物では少し無理があると思います。それなりの三脚を持って行くと、これは重量増です。
という事で実際に二日間試用してみました。
2023/2/11三嶽運用
2023/2/12小和田山運用

最初エレメントの長さを調整する為にロッドアンテナの先端を出し入れしていましたが、これだとイチイチ三脚を低くして調整して、また上げるという動作が必要でめんどくさ過ぎます。
ロッドアンテナの根元で調整すればなんとか背が届くので楽にできました。(考えたらわかるやろって?)

ロッドアンテナの最下段で調整。
それと2/11の運用時にはSWR調整の際、コンパクトなアナライザーを使用していましたが、2/12はアナライザーを使わずにリグのSWR計だけで調整しました。
CWでキャリアを出してSWRが高ければ少しエレメントを縮めて、またキャリアを出して確認という感じです。
何度かやっているとおおよその位置が判ってくるので結構簡単に調整できると思います。
アナライザー不要であれば荷物も減らせますしね。
ただ、設置環境によってSWRが下がり切らない事もあるようです。2/11運用は周囲の開けた山頂でしたが、2/12の運用場所は林の中で、どうしてもエレメント近くに木が有る環境でした。
SWRの下がり切らなかったアンテナをアナライザーで測定してみたらSWR1.2程度でしたので問題無しとして運用しましたが、可能であれば周囲の物から少し離した方がいいのでしょうね。
運用の方ですが、両日ともCW 5Wで7MHz、10MHz、14MHzの運用をしました。
初日は14MHz、10MHzはそこそこ飛んでいるなと思いましたが、7MHzは飛びがイマイチでチョット厳しいかもという印象。
二日目は7MHzも結構良かったです。RSTも送るレポートよりも貰うレポートの方が良いケースが結構ありました。
コンディションの違いでしょうね。
今回は7、10、14MHzだけの運用でしたが、国内交信であればそれなりに交信できますので結構使えるなという印象です。
(良いというのはモビホ等と比較して良いかなという感じです)
ハイバンドであれば状況もまた違った感じになるのでしょうね。DX交信できるかな?(JA6IRK局はFT8で南米とも交信出来ているそうです)
運用中に感じた事として、7MHzSSBでCQを出している局を聞いていた際、弱い局だとアンテナの指向性を感じることがありました。
サイドに向けると全く聞こえなくなります。
事前にMMANAでシュミレーションしていたのですが、超短縮Vダイポールなので放射パターンは饅頭みたいな感じだろうとおもっていたのですが、サイドが切れるのは意外でした。
それと、お手軽運用でRHM8Bとかを使うと、カウンターポイズで苦労することが多いですが、こちらはダイポールなのでその心配が無いのがいいですね。
全バンドに出ようとすると、コイルを全て持って行くことになるので、バンドを絞って運用するのが良さそうです。
また、新たな頒布品が出てくるのは楽しみですね。
JA6IRK局へ
貴重な機会を頂きありがとうございました。
スポンサーサイト