(tr)uSDXのローパスフィルター
- 2023/05/05
- 08:18
先日(tr)uSDXを組み立てたところ、VHF帯でスプリアスが基準値を超えているので外付けLPFを作ろうと思っていましたが、SMAコネクタの芯線とグランド間にコンデンサを入れるとT1コイルが追加のLPFになるとの話を聞き、ちょっと実験してみました。

500pF前後のコンデンサを付ければいいとの事だったので、330pF、470pF、560pFで試してみました。

これは470pFのコンデンサを装着した状態の21MHzのスプリアス測定です。
上の方のスプリアスは消えたものの、下の方で出てきています。

NanoVNAでフィルター特性を見ると61MHz辺りの特性が極端に悪化していました。
コンデンサの容量を変えても、どのバンドも同じような特性になりました。
また、パワーが全く出ません。コンデンサの容量が大きくなるほど、周波数が高くなるほどパワーダウンは顕著です。
560pFで28MHzの場合は0.4Wしか出ません。
また、電力効率がかなり悪いので、28MHzで連続送信しているとファイナルが壊れてしまいました。
(ファイナルは余分に購入していたので交換しました)
という事で、この案はダメです。
あれこれ考えていたら、(tr)uSDXのフィルターはVHF帯の特性が悪いだけなので、28MHzのフィルターを通常のフィルターに改造してやればいいのではないかと考えました。
回路図と基板を眺めていたらなんとかなりそうです。

LTspiceで5Poleのシュミレーション
32MHzカットオフ
28MHzで送信した場合の2倍3倍高調波がどうなるか判りませんが、とりあえず実験です。

一旦28MHzのLPFを撤去して整地

山口遠征に行く前に発注していたコンデンサを開けてみると・・・・
サイズが違ってました(^^;
まあ、なんとかなるでしょう。目が辛いけど。

コイルもまき直し11T

完成しました。
今回の変更内容
C10とC11は120pFと9pFに変更
C12は0Ω抵抗(ジャンパー)に変更
C13は撤去
C14とC15は220pFと3pFに変更
C16とC17は撤去
C18とC19は120pFと9pFに変更
で、測定する為に一旦組み立てて通電しバンドを28MHzにした途端、電源断。
なんで???
以前のようにメインボードとRFボードをショートさせたわけではありません。
事前にLPFの通電も確認しているので、これで壊れるとは思えないのですが・・・
まあ、一旦LPFのリレーは28MHzに設定できているのでNanoVNAで測定してみました。

カット周波数がチョット下過ぎなのと通過帯域が少し暴れています。
コイルの調整でなんとかなるかな?

スパンを広げて見たら・・・・
ダメじゃん。
元のLPFと全く同じようにVHF帯で悪化しています。
この結果からすると、LPFの形式ではなく、部品の配置であったり、グランドの取り方が問題みたいです。
電源が入らなくなったので、これ以上の実験はできません。
uSDXは耳が悪いという話も聞くので、これ以上の深追いは止めておきましょうかね。

500pF前後のコンデンサを付ければいいとの事だったので、330pF、470pF、560pFで試してみました。

これは470pFのコンデンサを装着した状態の21MHzのスプリアス測定です。
上の方のスプリアスは消えたものの、下の方で出てきています。

NanoVNAでフィルター特性を見ると61MHz辺りの特性が極端に悪化していました。
コンデンサの容量を変えても、どのバンドも同じような特性になりました。
また、パワーが全く出ません。コンデンサの容量が大きくなるほど、周波数が高くなるほどパワーダウンは顕著です。
560pFで28MHzの場合は0.4Wしか出ません。
また、電力効率がかなり悪いので、28MHzで連続送信しているとファイナルが壊れてしまいました。
(ファイナルは余分に購入していたので交換しました)
という事で、この案はダメです。
あれこれ考えていたら、(tr)uSDXのフィルターはVHF帯の特性が悪いだけなので、28MHzのフィルターを通常のフィルターに改造してやればいいのではないかと考えました。
回路図と基板を眺めていたらなんとかなりそうです。

LTspiceで5Poleのシュミレーション
32MHzカットオフ
28MHzで送信した場合の2倍3倍高調波がどうなるか判りませんが、とりあえず実験です。

一旦28MHzのLPFを撤去して整地

山口遠征に行く前に発注していたコンデンサを開けてみると・・・・
サイズが違ってました(^^;
まあ、なんとかなるでしょう。目が辛いけど。

コイルもまき直し11T

完成しました。
今回の変更内容
C10とC11は120pFと9pFに変更
C12は0Ω抵抗(ジャンパー)に変更
C13は撤去
C14とC15は220pFと3pFに変更
C16とC17は撤去
C18とC19は120pFと9pFに変更
で、測定する為に一旦組み立てて通電しバンドを28MHzにした途端、電源断。
なんで???
以前のようにメインボードとRFボードをショートさせたわけではありません。
事前にLPFの通電も確認しているので、これで壊れるとは思えないのですが・・・
まあ、一旦LPFのリレーは28MHzに設定できているのでNanoVNAで測定してみました。

カット周波数がチョット下過ぎなのと通過帯域が少し暴れています。
コイルの調整でなんとかなるかな?

スパンを広げて見たら・・・・
ダメじゃん。
元のLPFと全く同じようにVHF帯で悪化しています。
この結果からすると、LPFの形式ではなく、部品の配置であったり、グランドの取り方が問題みたいです。
電源が入らなくなったので、これ以上の実験はできません。
uSDXは耳が悪いという話も聞くので、これ以上の深追いは止めておきましょうかね。
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