TH-D74 短波帯受信アンテナ
- 2016/12/24
- 09:42
KENWOODのTH-D74はHF帯のCWやSSBも復調できるようになっていますが、内蔵のバーアンテナではほとんど聞こえません。
カタログでは0.1MHz~10MHz帯受信用のバーアンテナ内蔵と記載されています。中波のラジオ放送はそれなりに聞こえますが、短波帯はよほど強い局でないと聞こえません。ハンディー無線機に短波帯の受信性能を求めてもしょうがないのかもしれませんが、外出先で気軽にHF帯の受信というわけにはいきません。
HF帯受信もカバーしたハンディー用のホイップアンテナは無いものかと探しましたが、見つかりません。
どうしたものかと考えていたところ、大きなバーアンテナを作ってしまえばいいのでは?
幸い手元に長さ14cmのフェライトバーがあったのでこれに電線巻いてみたらどうかな?
ということでとリあえず作ってみました。

あちこちネットで検索していると通常のバーアンテナは長波や中波用のものばかりで短波用はあまり見当たりません。
どうもフェライトバー自体が短波帯にはあまり適さないみたい。(一部短波用の物もあるようですが。)
ただせっかくフェライトバーがあるので実験してみようと中長波用のバーアンテナ制作記事を参考に作ってみました。
リッツ線など持ってないのでフェライトバーにコピー用紙を巻いた上からエナメル線を巻いて、ポリバリコンで同調を取るようにしてみたところ、チョット使えそうな物ができました。
同調させるにはLとCの組み合わせが問題になりますが、どうすればいいかよくわからなかったので、MMANAの集中定数のところで各周波数のLCの組み合わせを自動計算してくれるのでこれを使いました。
手元のポリバリコンの容量を計測したところ5.7pF~267.3pFでしたので7MHzでC=260pFとした場合、L=1.988μHと出ましたので、L=1.988μHを基準として各バンドのCを計算させたところ下段の表のようになりました。

7MHz~28MHzまで使えそう。
当初手元にあった使い道のない極細のエナメル線を巻いてみました。どの程度巻けばどれくらいのインダクタンスになるのか見当がつかないので適当に幅2cmほど巻いたところ700μHを超えてました。(長波用?)
一旦ほどいてかなり短くしましたが、線があまりに細くて細工がやりにくいので太めのエナメル線に変更しました。


気を取り直して巻きなおし。

インダクタンスはコイルを巻く位置で変わるので多少の調整は巻き上げてから少しずらせばOKでした。
(コイルの位置を端に寄せるほどインダクタンスが小さくなりました。)
Q値がかなり低いです。これが短波帯で使えるフェライトバーが少ないといわれる理由でしょうか?(関係ない?)

当初左の図のように配線していましたが、どうもうまく同調しないので右の図のように配線しなおしました。
You Tube に動画をUPしました。
今回のバーアンテナで受信
80cmのロッドアンテナ(ダイヤモンドSRH789)で受信した場合。
そこそこ受信できますが、ノイズが大きい。
ロッドアンテナと比較してCWの場合ノイズ以外にはそれほど違いは感じられませんでしたが、SSBの場合明らかにバーアンテナの方が電波は強く感じられました。
後はこいつを収めるケースを調達しないと。
カタログでは0.1MHz~10MHz帯受信用のバーアンテナ内蔵と記載されています。中波のラジオ放送はそれなりに聞こえますが、短波帯はよほど強い局でないと聞こえません。ハンディー無線機に短波帯の受信性能を求めてもしょうがないのかもしれませんが、外出先で気軽にHF帯の受信というわけにはいきません。
HF帯受信もカバーしたハンディー用のホイップアンテナは無いものかと探しましたが、見つかりません。
どうしたものかと考えていたところ、大きなバーアンテナを作ってしまえばいいのでは?
幸い手元に長さ14cmのフェライトバーがあったのでこれに電線巻いてみたらどうかな?
ということでとリあえず作ってみました。

あちこちネットで検索していると通常のバーアンテナは長波や中波用のものばかりで短波用はあまり見当たりません。
どうもフェライトバー自体が短波帯にはあまり適さないみたい。(一部短波用の物もあるようですが。)
ただせっかくフェライトバーがあるので実験してみようと中長波用のバーアンテナ制作記事を参考に作ってみました。
リッツ線など持ってないのでフェライトバーにコピー用紙を巻いた上からエナメル線を巻いて、ポリバリコンで同調を取るようにしてみたところ、チョット使えそうな物ができました。
同調させるにはLとCの組み合わせが問題になりますが、どうすればいいかよくわからなかったので、MMANAの集中定数のところで各周波数のLCの組み合わせを自動計算してくれるのでこれを使いました。
手元のポリバリコンの容量を計測したところ5.7pF~267.3pFでしたので7MHzでC=260pFとした場合、L=1.988μHと出ましたので、L=1.988μHを基準として各バンドのCを計算させたところ下段の表のようになりました。

7MHz~28MHzまで使えそう。
当初手元にあった使い道のない極細のエナメル線を巻いてみました。どの程度巻けばどれくらいのインダクタンスになるのか見当がつかないので適当に幅2cmほど巻いたところ700μHを超えてました。(長波用?)
一旦ほどいてかなり短くしましたが、線があまりに細くて細工がやりにくいので太めのエナメル線に変更しました。


気を取り直して巻きなおし。

インダクタンスはコイルを巻く位置で変わるので多少の調整は巻き上げてから少しずらせばOKでした。
(コイルの位置を端に寄せるほどインダクタンスが小さくなりました。)
Q値がかなり低いです。これが短波帯で使えるフェライトバーが少ないといわれる理由でしょうか?(関係ない?)

当初左の図のように配線していましたが、どうもうまく同調しないので右の図のように配線しなおしました。
You Tube に動画をUPしました。
今回のバーアンテナで受信
80cmのロッドアンテナ(ダイヤモンドSRH789)で受信した場合。
そこそこ受信できますが、ノイズが大きい。
ロッドアンテナと比較してCWの場合ノイズ以外にはそれほど違いは感じられませんでしたが、SSBの場合明らかにバーアンテナの方が電波は強く感じられました。
後はこいつを収めるケースを調達しないと。
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